iPod shuffleには液晶がありません。以前使っていたRioのMP3プレーヤには液晶がありました。DATやMDマシンにもありました。CDウオークマンにはリモコンに液晶があった覚えもあります。音楽再生マシンとして液晶がないのは初期のカセットテープ用のウオークマン以来かもしれません。液晶表\示というのが当たり前になっていました。そんな中、液晶表\示のないiPod shuffleを使ってみて驚いたのは、操作するときに本体を全く見ません。ボタン配置が手探りでもわかりやすいのも原因ですが、モバイルで使う上で手探りだけで操作できてしまう操作性は非常に使いやすいです。満員電車の中で立っていても、コートのポケットをごそごそするだけで操作できてしまいます。今までの音楽マシンは液晶を見ながら操作するのが前提でした。このiPod shuffleは操作しないのが前提です。操作する場合でも、本体をみなくても操作できてしまう最低限の操作となります。音楽デバイスとしての新しいスタイルを、この液晶レスの操作性から感じました。
