Microsoft Public Affiliate Program (JP)(マイクロソフトアフィリエイトプログラム)

キーボード内蔵に感動

itokoichi2005-10-24

WILLCOMWindows MobileスマートフォンW-ZERO3ですが、今回の大きな特徴として、キーボードが搭載されています。スライド式のキーボードで、普段はたて型で使う筐体ですが、液晶裏側に隠れているキーボードをスライドすることで、液晶が横向きになり、キーボードで入力できる体制になります。キーボードはいわゆる、親指入力型です。両手で筐体を持ちながら、親指で入力する方法が一番入力しやすいと思われます。
携帯電話やPHSでこのようなキーボードが搭載されるのは初めてだと思います(記憶が間違っていなければですが)。記者発表の会場で、最初、W-ZERO3を見たときに、出てきたキーボードを見て、私は涙が出そうなほど、嬉しかったです。そんな大げさな、なんて思うかもしれませんが、そうなんです。
それは私の今までのモバイル歴によるところが大きいです。ここからは思い出話になってしまいますが、ご容赦ください。
最初、使っていたモバイルは、ワープロです。テキスト入力をどこでもやりたい、ということで、巨大なワープロを担いで歩いていました。そのワープロに簡単な予定表とアドレスが入れられることがわかりPIMをやり始め、オプションでモデムがあったので、パソコン通信も始めました。
その後、ワープロは非常に小型化していきましたが、ワープロからPowerbookに乗り換えました。パソコンを持ち歩くということで、様様な作業をモバイルでできるようになりましたが、基本は、テキスト入力&PIM&通信でした。
そして、HP200LXと出会います。こんなに小さな筐体で、テキスト入力&PIM&通信が扱え、ある意味、パワーブックよりも使いやすいソフトウエアも入っています。さらに、小さなキーボードながら親指入力でガシガシ入力できます。親指入力のスタイルはこのとき生まれて、HP打ち、なんて呼ばれたりもしていました。
その後、数多くのモバイルを使ってきましたが、必ずキーボードが内蔵、もしくは外付けで使っていました。ワープロから始まった私のモバイル用途ではキーボードが必須なんです。
モバイル機器を使いながら、並行して携帯も色々使ってきました。しかし、携帯だけで、モバイルをやることは決してありません。それはキーボードがないからです。
思考を止めることなく、思いつくままに入力できるキーボードが、アイデアプロセッサーマシンとして、企画書マシンとして、活用している私には必須なんです。
携帯が、電話機能に加えて、ネットにメールにコンテンツに充実したところで、キーボードを持つモバイル機器にとって代わることは、あり得ません。
そんなときに、W-ZERO3の発表でした。携帯にキーボードが付いている。親指入力ができる。私にとって、キーボードは、脳の一つくらいの意味合いあります。ちょっとしたアイデアも、キーボードで入力しているうちに考えがまとまって企画になることも少なくありません。そのキーボードが搭載された携帯端末。やっと、私が使える携帯が登場した、そんな気持ちでした。
あの記者発表の会場で、私と同じように思った人間は、いるかどうかわかりませんが、目の前に現われたW-ZERO3を見つめながら、しばし無言になってしまいました。感動してしまったんです。
W-SIMであったり、Windows Mobileが搭載されたり、といろいろな特徴のあるW-ZERO3ですが、私にとっては、「キーボードが内蔵されていること」が実は大きなメリットだったりします。キーボード付きのモバイル端末を持ち歩く喜び、多くの人に味わっていただきたいです。