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レビューその1・電話ができるまで


ドコモのWindows MobileスマートフォンhTc Z」を使い始めました。写真レビューばかりしていた、この数日でようやく環境が落ち着いたので、レビューを始めます。

HTC社製のMicrosoft Windows Mobile5.0を搭載した「通話/データ通信もできるスマートフォン」です。
タッチパネル・QWERTYキーボードによる簡易入力が可能。さらに国際ローミングが可能な多機能携帯です。

hTc Zは、Microsoft® Windows Mobile® 5.0を搭載した、第三世代 (3G) のポケットPCフォンです。コンパクトなサイズに最大限の接続性を備え、完全なビジネス用モバイル・ソリューションを提供します。Bluetooth®やWi-Fi®を介し、世界中のあらゆる場所で高速インターネットにアクセスでき、これまで以上に仕事における自由度が高まります。

hTc Zに搭載されているOSは、W-ZERO3と同じWindows Mobile 5ですが、微妙に違います。hTc Zが、「Microsoft Windows Mobile 5.0 software for Pocket PC Phone Edition 日本語版」で、W-ZERO3が、「Microsoft Windows Mobile 5.0software for Pocket PC 日本語版」です。Phone Editionかどうかの違いなのですが、これが結構違ったりします。違いは、追々説明させていただきます。
また、hTC zの大きな特徴としては、W-ZERO3[es]に搭載されていない無線LANBluetoothが搭載されていること。携帯ユーザーとしてはあまり関係ない部分かもしれませんが、PDAユーザーからすると、この機能があるかないか、は大きな違いとなってきます。W-ZERO3も諸事情はあるとは思いますが、無線LANBluetoothは、今後必須機能にして欲しいな、と思ったりもします。私は多少高くてもフル機能を望みます。
さらにカードスロットですが、hTc Zでは、microSDが採用されています。今後の携帯電話で多く採用されるであろうmicroSDなので、これは仕方がないことだと思って、microSDメモリカードを用意しました。
そして大きさですが、ここ数日写真レビューしていますが、hTc Zが高さ約112.5mmに対して、esが約135mmと、キーボードの分だけesが長くなっています。重さは、hTc Zが約176g、esが約175gと変わりません。esがちょっと長い分だけ、本体を持つと軽く感じます。

その他、詳しいスペック比較は、こちらに出ています。
スペックをW-ZERO3,W-ZERO3[es]と比較
hTc Zを前にして、実は結構、ドキドキしました。Windows Mobileマシンは多く使ってきていますが、今までとは異次元のマシンな感じです。また、日本語化されたマシンではありますが、異国情緒が大いにするマシンなので、触るのにちょっと緊張しています。英語版のtreo90、TungstenC、中国語版のBenQ P50を触ったときに近い感じがあります。W-ZERO3より何か近寄り難いような雰囲気です。こういうマシンが、もし一般売りされるようになると戸惑うユーザーが増えるんだろうなあ、なんて感じました。
さあ、このhTc Zを初めて起動してみました。バッテリとFOMAカードを挿して、右サイドの電源ボタンの長押しです。HTCのロゴの後、ドコモのロゴが登場します。

初期起動では、沢山のアプリケーションが自動的にインスートールされていきます。測定はしていませんが、数分かかっている感じです。ドコモ用のパッチをあてている感じがします(定かではありませんが)。
無事起動したところで、Windows Mobileでお馴染みの「ジョンソン歯科医」の設定です。W-ZERO3ではなくなっていた「ジョンソン歯科医」ですが、hTc Zでは、ちゃんとありました。そして、日付設定をして、使用開始です。
まずは、電話してみようと思いました。しかし、電話ができません。FOMAカードを認識していないようです。早速、本体下側のリセットボタンを押しましたが、認識しません。いきなりのトラブルか?と思いましたが、バッテリを外してFOMAカードを挿しなおしたら、無事認識しました。初期起動が終わってから、FOMAカードを挿した方がよいみたいですね。おかげさまで、無事に電話はできました。「通話ボタン」を押すと、画面に電話テンキーが出現して、電話ができます。

電話をしてみて、感じたことですが、こういうWindows Mobileスマートフォンが、ドコモのFOMAカードを挿して、日本国内でスマートフォンとして使える時代になったんですねえ。スマートフォンなので、電話できるのは当たり前なのですが、PDAを長く使ってきた人間にとっては、いつも感激してしまう瞬間です。電話ができる、というのは、本当に大きなファクターだと思います。
電話として使えたところで、通信端末としての設定に入ります。続きます。