しかしなぜ、アジア系メーカーの多くが、立ち上がりから間もない日本のSIMフリー市場に狙いを定めているのだろうか。
理由の1つとして考えられるのは、キャリアの端末販売戦略の変化によって、キャリア経由でのスマホ販売が厳しくなっていることだ。日本ではiPhoneが大ヒットし、iPhoneの有無がキャリアの業績を大きく左右する状況を生み出したことから、キャリア各社はiPhoneを優遇する戦略を取るようになった。その傾向は、昨年NTTドコモがiPhoneの取り扱いを開始したことで一層拍車がかかっている。