そんな状況で登場したS6 edgeは,ディスプレイの左右側面部分がカーブを描くという,挑戦的なビジュアルが特徴の製品だ。Samsungが「デュアルエッジスクリーン」と呼ぶこのデザインによって,正面から見るとベゼルが目立たず,有機ELパネルだけが存在するような印象を受ける。ただ,右側面側の有機ELパネル自体を湾曲させた「GALAXY Note Edge」とは異なり,湾曲した強化ガラスによって有機ELパネルまで曲がっているように見える,といったほうが正しい。
しかし,ゲームとなると話は別だ。片手でしっかりと保持してプレイするシーンを想定した場合,S6 edgeでは側面の段差を利用してわしづかみにするか,あるいは手のひらに載せて指を側面にかけるような持ち方になるだろう。ところが,そうした持ち方でゲームをプレイしてみたところ,側面にかけた手がデュアルエッジスクリーンのタッチパネル部分にまで触れてしまい,誤タッチが起きることがあるのだ。とくにドラッグ操作に支障が出る場面が多かった。