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「αアンバサダープログラムキックオフミーティング」レポートその2・αレンズの技術の高さに驚愕しました #αアンバサダー

「αアンバサダープログラムキックオフミーティング」に参加しました。3つのセッションがあったのですが、まずは、「αレンズの技術紹介」です。


AマウントとEマウントの違い。フランジバッグの違い。18mmという短さにした。

薄くした理由。レンジファインダーからミラーをいれて、フランジバッグが伸びた。ミラーレスはこれを薄くした。
広角レンズの設計がしやすい。16-35mm F4のMTFカーブを紹介。端にいくと落ちる。フランジバッグが長いため、レトロフォーカスタイプになり、収差の補正が失われる。フランジバッグが短いとよくなる。射出瞳距離が短い。イメージセンサーとの組み合わせが大事。光がしっかり届くこと。バランスをとるため、マウントを決めた。オンチップレンズを最適化。
AマウントとEマウントの違い。オートフォーカスの違い

オートフォーカスの違い。Aマウント。イメージセンサーの後ろに瞳分割レンズの後にてピントを会わせる。ずれ量からレンズを動かす。位相差方式、停止制度がやや低い。
コントラストAF。ピーク位置を見つける。コントラストが見にくい部分では不得手。被写体位置の検出が遅いが、停止精度が高い。

位相差AFのモーターとコントラストAFのモーターは違う。位相さは高速動作、音が大きい、静止画重視。
コントラストのモーターは、往復運動。
AAレンズ。非球面レンズ。一点に集める機能。内製で精度の高いレンズをAAレンズとしている。高い面精度の技術で、画質を上げる。

DDSSM。静かに速く重い玉を動かせる。RX10で開発。35mmF1.4に新規開発。圧電素子を使っている。レンズの枠につけて、ゆっくり伸びて、素早く縮んで、シャクトリ虫のように動く。

リニアモーター。軸を基準に動く。コイルとマグネットの電磁誘導。
ステッピングモーター
SSM。ローターとステーターで回転。
DCモーター。

ナノARコーティング。500mm F4で初めて採用。ソニー独自開発。

コーティングがないと、反射する。ガラスは1.5。空気は1。5%反射する。表と裏で5%+5%で10%反射。
マルチコーティングにてクッションの役割。屈折率を徐々に変えて、反射を弱くする。1%の反射率。
ナノARコーティング。1mmより小さい高さの粒々。光の波長と近い。平均した屈折率が徐々に変化する。段差が少ないので反射が少ない。0.2%の反射率。ブルーレイの技術を活用して、ナノARコーティングを開発。他社と発想が違う。いろいろなモデルに展開。
レンズのセッションは、非常に高度な内容で、すぐには理解ができないレベルのものでしたが、これだけ多くの技術がαレンズに込められているということは実感できました。
質疑応答があったのですが、その中で話題に出たのが、セッションの担当の方にとって印象的だったレンズは?という質問に、「SONY E 50mm F1.8 OSS SEL50F18」という名前が上がりました。当時苦労してリリースしていたEマウントレンズを、50mmは、入社3年目の社員に任せたそうです。そうしたところ、非常に良いレンズとなり、印象に残っているそうです。このE50mm F1.8は、安価ではありますが、銘玉と評判の高いレンズです。このレンズに、そんな開発エピソードがあったとは驚きでした。
αレンズの全種類の裏話を聞きたいところでしたが、時間がなくなってしまい、次のセッションへ移りました。続きます。