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トキナーの雪辱 AT-X24-70 PRO FX そしてアンジェニューの夢を見るか | ソラリ

「新たな光学系に、高性能非球面レンズ2枚を採用。 、SDガラスFK01を配置。 これらの工夫により各収差の徹底除去と全焦点距離にてコントラストの高い最高の描写性能を発揮。」
とあったのだが、この説明だけ見るととてつもなくシャープな像を結ぶレンズのように見える。しかし実際はとんでもなく個性的な癖玉で開放だとまるでピントがきてないかのようなソフトな描写をする。
ソフト系のレンズを見たことが無い御仁は故障しているんじゃないかと思えるほどのソフトっぷりで世間の評判は地に落ちることになる。
しかし実際には高度な光学系により意図的にソフトに振っているのであってそのことを全くアナウンスしていなかったトキナーの戦略ミスであろう。その証拠に安価なレンズにより起こりうるソフトフォーカスと違ってピントの芯はちゃんとある、繊細な芯を残しながら回りにフレアを残すというソフトレンズ特有の特徴が見られる。
実はこの描写、Photoshopやソフトフィルターでは得難い表現で、フィルターやPhotoshopを使ってソフトにすると一様にソフトになってしまい芯が残らない。
そんないきさつで世間に受け入れられることが無かったこのレンズ、今やヤフオクなどで1万円台で売っていることも珍しくない。