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workshop 7. 目測撮影、ノーファインダー撮影の実践 ? Kato Bun Fumihiro *Atelier

と、なると被写体と出会ったら目測で距離を見計らってヘリコイドを回し、ファインダー内を隅々まで見ることなく、チラ見するだけでシャッターを押したり、まったくファインダーに頼らずシャッター押すのが日常的になる。
このような撮影ではピントだけでなく、画角内の構図、水平、垂直も怪しいものが出てくる。そこがライカの偶然性の醍醐味で、一眼レフが存在する時代に距離計連動式カメラに厳密さを求めるのは酷というかそもそもが無理だ。
ただしライカを売り払った後も距離の目測と画角の把握が一眼レフの撮影に生かされているのを感じる。
これは一眼レフで写真を始めた私が、ある段階までさほど意識せず曖昧に運用してきたもので、不便なライカと出会って意識的になり、その重要性がやっと理解できたのだ。