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玄光社の『オールドレンズ・ライフVol.6』の特集ページにも紹介されたように、エルノスタータイプならではの切れ味があり、被写体を見事に浮き上がらせてくれます。
バブル・ボケの輝き Vol.3 〜Arriflex Cine-Xenon 25mm f1.4 / Steinheil Auto-Quinon 55mm F1.9 / Prakticar50mmF2.4 / PENTACON29mmF2.8 / Meyer Optik Trioplan50mmF2.9 :Cinemachic Eyes :カメラファン | 中古カメラ・レンズ検索サイト/欲しい中古カメラが見つかる!
PENTACON Prakticar50mmF2.4やMeyer Optik Trioplan 100mmF2.8といったレンズは開放時に『スイートスポット』がありバブル状のボケを生じる。写真で見ていただくとわかるが、丸ボケの一番外側に薄い膜のような部分がありシャボン玉に似ていることから 『Babble Bokhe(バブル ボケ)』と、海外で呼ばれている。
PENTACON PRAKTICAR 50mm f2.4 MC(PBマウント) : 会計士によるバリューアップ クラカメ趣味
「PENTACON」が出した結論が「パンケーキレンズ ⇒ レンズの枚数を減らす?」「廉価版レンズ ⇒ 工程を減らす&歩留まりの悪化の原因となるレンズの貼り合わせを無くす?」だったようです。その結果、「4群4枚のエルノスター型?」で「50mm f2.4 & Multi-Coating」というスペックのレンズを誕生させたのでした。このレンズの設計には、かなりの困難が伴ったような気がします。もう少し広角側にして更に薄くしたかったのでしょうが、「50mm」が限界だったんでしょうね。明るさも、「f2.4」までが限界だったんでしょうね。繰り出し量をあまり確保できないので、寄れないレンズとなっているのは仕方ないですかね。
M42 MOUNT SPIRAL: VEB Pentacon MC Prakticar 50mm F2.4 (PB)
このレンズはソーシャルネットMFlensesのメンバーから情報をもらい興味を持つようになった。さっそく過去の文献を調べたところ、古い技術資料の中に設計図の一部を発見し確認をとることができた[文献2]。レンズの設計構成は1920年代にエルネマン(Ernemann) 社のベルテレ(L. Bertele)とクルーグハルト(A. Klughardt)が考案したエルノスターの基本形(下図)である。ペンタコン人民公社は設立時にツァイス・イコンもろともエルネマンを取り込んでいるので、プラクチカールF2.4はメイヤーの製造ラインから送り出されたにせよ、エルノスターの血統を受け継ぐ末裔と考えても間違いではない。