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開発者インタビュー

4.1インチのワイドVGA液晶ディスプレイやデュアルスライド機構など、独特の機能が採用された経緯について、イー・モバイル商品開発本部移動機統括部の松坂貴弘氏と移動機開発部の福山毅氏、シャープ情報通信事業本部 通信融合端末事業部の丸山晋由氏に話を聞いた。

インタビューが掲載されています。

シャープ製のWindows Mobile端末としてはすでにW-ZERO3がありますが、EM・ONEとは開発部隊は異なります。

違う開発舞台なんですね。

W-ZERO3については、正直言って、全くノーマークと言いますか、衝撃的でした。EM・ONEの構想段階でしたが、同じような視点からの端末が先に出されてしまったと。

同じメーカーだけに難しい部分もあるのでしょうか。

PDAという言葉だと良いイメージはありませんでしたので、ちょっと違うカテゴリーにしたいと考えていました。

PDAというのは、マイナスイメージなんですねえ。

我々は思い切って、EM・ONEは携帯電話とは別に持っていただく2台目の端末として割り切りましたので、ノートパソコンの代替になりえる機能を実現できたと思います。

ノートPCの代わり、というコンセプトなんですね。W-ZERO3も当初、そんなコピーだった気がします。ノートパソコンの代わり、というのは、ユーザーが失望する部分が多いと思いますので、あまり打ち出してほしくないです。勘違いするユーザーが出てきますので。新しいデバイスとしての用途を提案して欲しいです。

また、パソコンライクな操作感も念頭にありました。パソコンの操作ではタッチパネルは一般的ではありませんので、ポインティングデバイスを搭載したのです。

ポインティングデバイスもパソコンを意識したものなんですねえ。

4時間という数値だけ見ると短い、あるいは長いとどちらにも受け止められますが、我々としては充分と考えています。というのも、EM・ONEは音声通話非対応ですから、利用しない時間はサスペンド、あるいは電源をオフにしておくことになります。普段はオフィス内に居て、外出時に使うということであれば、4 時間は実用的な時間と見ています。

こればかりは実際に使ってないと実用時間はわかりませんね。ただ、大抵の場合、メーカーの定義する実働時間は、ユーザーには不足なことが多いです。

また音声通話についてですが、ソフトのバージョンアップだけでは対応は難しいです。EM・ONEはパソコンを意識した作りですので、音声対応については優先度が低くなっています。現時点では詳細は決まっていませんが、別の機種を用意していくことを考えています。

音声通話は諦めた方がよいようです。来年、通話サービスが始まったときに、EM・ONEのポジションは難しいですね。