よって、一見Atomタブレットは表記スペックが横並びでも、ユーザーの使い方によって、モデルごとに性能が異なる。また、それぞれの部品の許容温度のパラメータのチューニングもメーカーによって異なり、OTAのBIOSアップデートでも変更可能になるため、一概に「当初ベンチマークスコアほかのモデルが低かったので、低性能のまま使い続けることになる」とは限らない。
さらに言えば、メーカーがユーザーの使い方を分析し、最適化したBIOSを提供することも可能だ。「例えば昨今、日本国内ではAtomを搭載したWindowsタブレットで某ブラウザゲームを動かすことが大流行しているが、極端に言えばメーカーがその日本市場向けのみに、某ブラウザゲームに特化したBIOSを作ることも可能だ」と平井氏は言う。