NokiaがNokia Xで狙うのは、スマートフォンが初めてという新興国ユーザーだった。Nokiaは昔から新興国で地位を築いてきたベンダーだ。SymbianからMeeGo、そしてWindows Phoneとハイエンドプラットフォーム戦略が変化する一方で、ローエンドではSeries 40ベースの「Asha」を立ち上げた。Ashaは当初こそNokiaを救ったが、すぐに中国やインドなどで地元メーカーが提供するローエンドAndroid端末による浸食を受けた。Nokia XはAshaとLumiaの中間という位置づけでポートフォリオに組み込まれた。