ズマリット50mm/f1.5、ライツ社初の大口径ハイスピードレンズとして発売された本レンズはテイラー&ホブソン社の"Xenon"レンズの技術供与をもって実現した、当時としては驚くほど明るいレンズでした。様々なバリエーションがある中で今回使用したのはMマウント仕様になった比較的後期のレンズ。マットとシャイニーのクロームメッキを組み合わせたボディデザインも、絞り羽根の驚くべき枚数の多さも、当時いかに高級なレンズであったかを感じさせてくれる質感の良さです。現行ラインナップの"ズマリットF2.5"シリーズの前に存在していたのがこのレンズになります。