このため、その戦略大きく軌道修正した。それが昨年発表した新戦略で、従来メーカーに課していた制約はなくし、OEM/ODMメーカーが参入しやすいようにした。かつ、安価に端末を設計できるように、QualcommがAndroid向けに提供していたQRD(Qualcomm Reference Design)を、Windows Phoneでも利用できるようにした。
QRDは基板やある程度のソフトウェア(例えばファームウェアなど)をQualcommが提供することで、デザインを決める程度の作業で、簡単にスマートフォンを開発できるキット。PCの世界では、汎用のマザーボードが提供されていて、PCメーカーはケースを作れば簡単にPCを設計することができるが、そうした仕組みをスマートフォンでも実現したのがQRDと言っていい。