日本レコード協会によると、CDショップ（月商1万円以上、書籍やDVD、レンタルとの兼業を含む）の数は5964件（2014年12月時点）で、13年から約1％減った。
また個人経営の、いわゆる街のCD・レコード店が組織する日本レコード商業組合の会員数は2015年から10店舗ほど減少して、現在293か店（16年1月）。とうとう300件を割り込んだ。「もう10年以上も減少傾向にあり、市内からお店がなくなるという話はよく聞きます」と、奈良市のようなケースは珍しくなくなったという。
一方、CD・DVDショップ大手の新星堂は、全国に130か店（直営店）を構えている。店舗数について、「ここ2年はほぼ横ばいで推移していますが、店舗を移転や売り場の縮小などの見直しを進めています。流れとしては減少傾向にあります」と話している。
市場調査のICT総研の「2015年 定額制音楽配信サービス利用動向に関する調査」によると、2015年の定額制音楽配信サービス利用者数は930 万人で、2018 年には1850 万人へ倍増すると予測している。定額制音楽配信サービスのうち、有料サービスの利用率は6.5％、無料サービスの利用率は4.7％で、利用者数のトップは米アップルの「Apple Music」。「Google Play Music」「LINE MUSIC」と続く。
