しかし私はこれだけでは今ひとつ不十分だと感じ、もう1つアイデアを付け加えることにした。それが露光間ズームと、シフトアダプターとの併用である。
一眼レフの時代でシフト撮影するには、専用のシフトレンズを使うしかなかった。しかしミラーレスカメラの時代になって、シフト機能を持ったマウントアダプターが発売されるようになった。
このシフト付きマウントアダプターを使えば、ズームレンズもシフトレンズとして使う事ができるのだ。
シフトレンズの効果については「ニコンDfでアオリ撮影用『PC-Nikkor』新旧3本撮り比べ」で紹介したが、この機能を露光間ズームと組み合わせてみるのである。
するとどういう写真が撮れるのか? といえば「露光間ズーム」の中心点をずらした写真が撮れるはずなのである。しかし前例が無いだけに、ともかくやってみないとわからないのである。
―注意―