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エギザクタの自殺

元祖一眼レフ、エクサクタの不肖の子がエクサであるということになっている。不肖というよりは第二次大戦の東西分断の悲劇の子といた方が正しい。社会主義化された東ドイツにおいては安価な大衆カメラが求められたのか、エキザクタの持つ気品ある機構とフォルムが失われたという。本当にそうであろうか。自分にはエキザクタは中世の甲冑を想起させる。確かにエクサには設計の志の高さは感じられないし、消費者を見くびったところもある。そういう限界を理解し許容できれば、限られた技術リソースの中で、工夫してシンプルな機構を実現した良いカメラだと見ることもできる。まちがいなくエキザクタより信頼性は高い。
 それに何といっても最大の特徴はフォルムだ。このフォルムを徹底的に軽蔑したのは佐貫亦男さんである。