Microsoft Public Affiliate Program (JP)(マイクロソフトアフィリエイトプログラム)

カメラ談義58 Canon 7

シャッターボタンの回りのリングにA(黒点)が撮影、赤点がロック、R(黒点=巻き戻しポジション)の表示があり、特にロックが付いているのはライカより進んでいる・・・日本的な細かさともとれるが。

露出を合わせる。メーターはライカメーターを内蔵したような(キヤノンでもPまでは同じ仕組みの外付けメーターが使われていた)もので、シャッター速度に連動して指針が振れる。そして指針の差す絞り値にレンズの絞りを合わせて撮影となる。7ではメーター感度が2段になっていてファインダー接眼窓横のダイアルで設定する=黒・高照度、赤・低照度。低照度側の絞り表示はオレンジになっていて分かりやすい。経年変化でメーターはダメになっているものが多いだろうが交換は可能である。

色々書きつづったが他のライカコピー機が消滅する中、ニコンキヤノンが残り、そして最終的にキヤノンが7/7Sとして勝利をおさめた。そして8型への模索も始まっていたらしいが、やはり世は一眼レフの時代、ついにそれ以上の進展はなかった。7/7SはライカM2の時代(1958-1967)であって、かなり肉迫しつつあり、開発が続けばレンズのように「ライカに追いつき、追い越す」ことになったことは想像にかたくない。もちろん同時代に写真を始めた私が一顧だにしなかったことを考えても仕方のない選択だったのだろうし、ライカは同じ道を歩み続けることになったのである。