筆者の見立てでは、ここでいう「UQ回線」は「WiMAX 2+ルーター用SIMカード」ではなく「UQ mobileのSIMカード」のことであったのだと思われます。この動作確認時をもって、「WiMAX 2+に対応した」「UQのWiMAX 2+ルーター専用SIMカードでも使える」という“誤解”が同社の社内で広がり、結果として公式見解となったのでしょう。
やや厳しい言い方になりますが、発表から発売までに約6カ月の期間があったにもかかわらず、“誤り”を訂正できなかった同社は、日本のキャリアが提供するサービスの仕様や制限を正しく理解しているスタッフがいないか、いたとしても知識・情報としてうまく共有できない組織であった、ということになります。