筆者と長年付き合いのあるアナリストによると、2018年のスマートフォン(スマホ)世界出荷台数は約16億台と推定されるという。シェアトップは韓国サムスン電子(Samsung Electronics)で、およそ3.4億台。これに米アップル(Apple)の約2.2億台、中国Huawei Technologiesの約1.3億台が続き、これら3社の合計6.9億台だけで台数シェアの43%を占めることになる。一方、ある国内証券会社の予想では、2018年の世界半導体の市場規模は約40兆円であり、このうちスマホ向け半導体だけで約30%を占める。これはパソコン向けの約15%を大きく上回る巨大需要である。