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幸せな時代、スペックからデザインへ

パソ\コンで求める機能\は随分変わってきました。計算機、在庫管理からワープロ機能\、通信機能\、そしてマルチメディアへ。次々に投入される新機能\に合わせて、スペックもどんどん上がってきました。ただある程度、使用方法も固まってきて、それほど高機能\なスペックは必要なくなってきています。OSのアップグレードという企業主導の戦略に踊らされなければ、ある程度のパソ\コンで十\分だったりします。実際、私の仕事のメインマシンはWindowsMeの動くノートパソ\コンです。
工業製品の常としてスペック競争が成熟するとデザインに回帰する傾向があります。製品を初めて市場に投入するときが一番デザインに頭を悩ませるときだとは思いますが、スペック成熟期に投入するデザインもまた大変だと思います。パソ\コンの世界もデザインが重視されるようになってきました。それで何をするか、ではなく、それをどういうライフスタイルを提案するか、ということに目を配る必要があります。
スペック競争時期のユーザーは悲惨です。新製品を購入した瞬間に次の新製品が発表\されたりします。追いかけても追いかけても追い付かない。最初は楽しみが徐々に苦痛になってきます。それがデザインという視点を採り入れた工業製品になると話は変わります。所有する喜びを持つことができます。それは新製品が出ても色褪せることのない喜びです。パソ\コンの世界ではアップル製品が比較的その状況に近く、長く使っていても飽きが少ないように思えます。
一方、PDAはどうでしょうか。スペック競争が終わる前に残念ながら市場が収束しつつあります。私が使っているTungstenCなどは、機能\的は十\分で、これをあとはデザイン的にいろいろなバリエーションが出てくれば、PDAのスタンダードになる可能\性があるだけに非常に残念です。PDAの世界でもスペックではなく、デザインを語れる時代が来ることを祈ってやみません。デザインを語れる時代、それはきっと幸せな時代なのかもしれません。