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ネットワークハブとしての可能性

itokoichi2005-11-07

WILLCOMから12月に発売される予定のWindows MobileスマートフォンW-ZERO3」ですが、無線LANを内蔵しています。通信定額サービスのW-SIMウィルコム・シム)を搭載に加えて、無線LANを搭載していることのメリットを考えてみたいと思います。
無線LANのおかげで、無線LANアクセスポイントのある場所では、高速ネットワークが可能です。ウェブブラウズやメールが高速で使うことができることもメリットですが、それ以上に無線LANの意味があったりします。
昔、アップルのスティーブ・ジョブスが「Macはネットワークハブになる」と言っていた覚えがあります(うろ覚えです。間違っていたらすいません)。Macはネット端末として進化していき、データもアプリケーションもサーバー上のものを閲覧するだけで、つまり、端末が何でも、いつでもネットにアクセスできる環境があれば、時間と場所を問わずに、シームレスにネット活動できる、というコンセプトです。アップルのネットワークサービス「.Mac」は、まさにこのコンセプトで、データ共有だけでなく、PIMデータもサーバー上で同期できるシステムを提供しています。
先日、Windows Liveという、新しいシステムが発表されました。アプリケーションがオンラインで利用できる、というシステムです。パソコンにはアプリを入れておく必要がなく、ネットにアクセスすることで、いろいろなアプリを利用できるという環境を提供するのがWindows Liveのようです。
このようにネットワーク社会が進展していくと、パソコンは、パーソナルコンピューターから、パーソナル端末に変わっていくと思われます。データやアプリケーションはインストールされていないデバイスとして、パーソナル端末が進化していくでしょう。昔、パソコンがない学生時代に、モニターとキーボードの付いた端末で大型計算機センターに接続して研究データなど扱っていましたが、それに近いスタイルを、一般家庭で行う環境が整いつつあります。
こういう時代において無線LANが搭載されていることは、モバイル端末において必須条件と思われます。そして、「ネットワークハブとしてのW-ZERO3の可能性」はあるのでしょうか。現状のスペックや環境で、いろいろと検証していきたいと思います。