NTTドコモの回線でiPhoneを利用する方法は大きく二つある。一つは、SIMフリー版のiPhone 3GSを入手してNTTドコモのSIMカードで利用する方法。2010年8月より、ドコモショップへ持ち込んでの契約も行えるようになった。もう一つは SIMフリー版のiPhone 4を購入し、日本通信が8月末に発売したmicroSIMカードを利用する方法だ。どちらの方法でも、NTTドコモの回線とエリアで通話やデータ通信ができる。
SIMフリー版のiPhone 3GSを入手したら、次はNTTドコモと契約しよう。ドコモショップにSIMフリー版のiPhone 3GSを持ち込めば、月額料金がお得なバリュープランで契約できる。ただ、この施策は8月に改訂された「技適マークの付いた携帯電話の契約に対応する」 という趣旨の約款がもとになっており、あまり知られている情報ではない。このためか、ドコモショップでも周知が徹底されていないようで、契約を断られたりベーシックプランによる契約を提示されることもあるようだ。
一方、PC向け定額データ通信専用の「定額データプラン＋mopera U U定額HIGH-SPEEDプラン」は月額6510円。通話を行えないものの、テザリング機能によるPCでのデータ通信にも追加料金なしで利用できる。定額データプランには通信ポートの制限が設けられていることになっているが、Skypeなど主要なiPhoneアプリが問題なく使えるのでコストパフォーマンスは高い。筆者としてはこちらをお勧めする。
