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【大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」】 日本マイクロソフト、樋口社長に緊急インタビュー ?Windows 8発売に強い手応え。Surfaceはこのタイミングでは出さない

Surfaceに関しては、日本はタイミングの問題であり、このタイミングでは出さない。まずはデバイスメーカー各社と協力して、タブレットに力を注いでいくというスタンスから踏み出したというわけです。仮に、Surefaceを日本で出したとしても1機種に過ぎないでしょう。1機種で市場を席巻するのは、一時的には可能であっても、それが継続することはありません。むしろ、市場全体が活性化すると捉えているデバイスメーカーもあります。

――一方で、日本での発売が見送られたWindows Phone 8ですが、これまでの樋口社長の発言からすると、少なくとも今年(2012年)8月までは、Windows Phone 8の国内投入には意欲をみせていました。その後、日本市場への製品投入に関して、一気に方針が変わったという印象を受けますが。

樋口 そうですね。ただ、これはマ我々だけの話ではなく、日本のキャリアやスマートフォンメーカーの意向も強く働いています。世界で展開するメーカーは年間何億台というスマートフォンを生産しており、日本のスマートフォンメーカーとは2桁も生産台数に違いがあります。今後、日本のキャリアは、グローバルのプレーヤーとの連携も視野に入れていく必要もあるのではないかということも感じます。日本人としては、日本のスマートフォンメーカーに盛り返してほしいとは感じていますが、Windows Phone 8は、日本だからやらないということは考えてはいません。