今回のセットアップは、ボディは富士フイルムX-T1、レンズはNikkor-S・C Auto 55mm F1.2だ。通常のマウントアダプターで装着すると、55ミリ×焦点距離倍率1.5倍で35ミリ判換算82.5ミリ相当の中望遠画角になる。BAVEYESシリーズはマウントアダプターにフォーカルレデューサー(縮小光学系)と呼ばれる補正レンズを搭載し、受光像を0.7倍にする。55ミリ×1.5倍×0.7倍で35ミリ判換算57.75ミリ相当となり、ほぼレンズ本来の画角で撮影できるわけだ。さながら、APS-C機でフルサイズ撮影できる魔法のマウントアダプターである。