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Canon FD35-70mm F2.8-3.5 S.S.C.を入手

FD35-70mm F4がとても使いやすいため、古いキヤノンのズームレンズに興味を持つようになりました。その中でもFD35-70mm F2.8-3.5 S.S.C.が銘玉のようです。
キヤノンカメラミュージアムによると以下になります。

広角側の焦点距離を35mmとした、発売当時世界最初のショートズームレンズ。全く新しい2群ズーム方式の確立により単焦点レンズに匹 敵する高画質化を実現、こ れ以降に次々と登場するショートズームのパイオニアとなった。F2.8-3.5の大口径、 使い勝手の良い2倍のズーム比や0.3mまでの近接撮影が可能なマクロ機構も搭載し、近代光学史にその名を止める名作レンズである。

そして、アサヒカメラで言及された記事に関してです。

アサヒカメラ 1990年5月号の「Dr.オグラの写真進化論」にこのレンズの生い立ちを記した記事がある。
副題が「ショートズーム17年の曲折」とある。
内容をかいつまんでみると…
当時('73)ニコンの43-86mmのショートズームが売れに売れていた。
CANONとしてこれを追い越すべくショートズームの開発を延々と行っていた。
当時は光学補正式3群ズームが主流であり、43-86mmも例外ではなかった。
CANONもおそらく光学補正式を研究していたであろうし、またレベルを甘くすれば直ぐにでも商品化できたが敢えてそれをしなかった。
そして、10年の苦節の末に機械補正式2群ズームとしてこのレンズが生まれ、当時のズームでは考えられない小ぶりなレンズでまた六切りでもはっきりと差の分かるほど優秀な描写だった、とのこと。

というわけで、FD35-70mm F2.8-3.5 S.S.C.を入手しました。新宿の中古カメラBOXにて購入。
DSC_0874
被せキャップが付いていました。珍しいですね。
DSC_0877
左がF4、右がF2.8-3.5 S.S.C.。大きさが相当違います。
DSC00983
写りも全く違う雰囲気で、解像度がとんでもなく高いです。ズームレンズとは思えない解像をします。
最短が1mですが、ワイド端35mmにて、マクロボタンにより30cmまで近接撮影が可能。このワイド端での近接機能は使いやすいです。
また、35mmでパンフォーカス撮影も楽しくできます。F8、7m、または、F11、4mで使っていますが、F11が多少甘いため、風景を撮るときはF8、近くの人物を入れたいときはF11、と使い分けています。
普段、単焦点のマニュアルレンズばかり使っているのですが、このレンズのおかげで、マニュアルズームレンズに興味を持つようになりました。ズームレンズも奥が深いです。