Microsoft Public Affiliate Program (JP)(マイクロソフトアフィリエイトプログラム)

M42 MOUNT SPIRAL: Schneider-Kreuznach Xenotar 80mm F2.8(Compur/Prontar Shutter lens #0 and #1)

翌年4月、小穴教授は東大の研究室に日本の主要な光学関係者を十数名招き、Xenotarの公開テストを実施した。比較用に国産の銘玉を数本揃え、開発したばかりの試験投影器を用いて、F2.8の開放絞りにおけるレンズの解像力を披露したのである。この試験器は画面中央部から周辺部まで、解像力の画角特性を詳細に検証できるというものであった。テストが始まると見学者達の間にどよめきが沸き起こった。Xenotarはこの公開テストでも国内の最高峰のレンズ達を全く寄せ付けない圧倒的な解像力を示し、その場に居合わせたエンジニア達にドイツレンズの底力を見せつけたのである[注1]。関係者達を震撼させたこの出来事は、後に「クセノタール・ショック(Xenotar SHOCK)」と呼ばれ語り継がれることになる。