別にそれを狙ったわけではないとは思うが、展示されていたマシンにWin32のベンチマークアプリケーションがインストールできなかったので、このSnapdragon 835ベースのArm版Windows 10デバイスの処理能力がどの程度なのか、現時点ではまだ不明だ。このため、速いとか遅いとか数字で示すことができない。非常に曖昧な言葉でしか表現できないので、ある人は「サクサク動く」といい、ある人は「まーまー」なんていう状況になっている。
OEMメーカーの関係者によれば、OEMメーカーで一般的に言われているのは、Cherry Trailよりは速いが、Coreプロセッサよりは遅い、そのあたりの性能だと認識されている点。実際筆者もさわって、Officeの起動などを行なってみたが、Cherry Trailよりは速いかなという印象だった。実際、手持ちの第7世代Core i7と比べてみたが、Officeの起動は俄然Coreプロセッサのほうが速かった。