この問題に対処すべく、ARM版Windowsには、x86のデスクトップアプリケーションをARM CPUでも実行できるようにするエミュレータが搭載されており、x86の命令をARMに変換しながら実行する仕組みが用意されている。
WinHECの基調講演では、その仕組みを利用してAdobe PhotoshopとMicrosoft Wordを実行する様子を公開したが、当然ながらネイティブで実行する場合に比べると性能は低下する。Creative CloudやOfficeといったアプリは、ユーザーからの速度的な要求が比較的強いだけに、理想を言えばARM版が欲しいところだ。
同氏はSurfaceシリーズに搭載される可能性に関しては肯定も否定もしなかったが、明確な否定をしなかったところを見ると、仮に来年の年末商戦にSurface 4ないしはSurface 5が登場するのであれば、それは確実にSnapdragonベースの製品になるのではないだろうか。