さてそのEOS600シリーズは、650をかわきりに620、630、RTと進化していきましたが、この630は初期EOSの完成形と言われています。そのように言われるもっとも大きな理由は、なんといっても軽快でスピード感あふれる連写性能につきると思います。RTと異なりミラーを動かしても秒速5コマ近くのスピードをだします。クルマだったら一発免停で即逮捕。ここだけでもプロ仕様といえるんじゃないでしょうか。EOS-1でも単体ではまったく歯がたたず、ブースターの助太刀でようやく対抗できるといった体たらく。T90ゆずりの快速には恐れ入ります。ハイパワーEOSの異名もだてないことが分かります。世界にAF一眼レフを認めさせたのがα7000なら、プロに認めさせたのはEOS600シリーズ、それもEOS630が第1号ではないかと思います。
