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「HYBRID W-ZERO3」QWERTYキー非搭載の理由

それでもQWERTYキーを排したのは「iPhoneの存在が大きかったから」だという。「スマートフォンのシェアでは、iPhoneには完全に負けている。同じ路線で進んでも勝てない」と判断。「リスクはあるが、スマートフォンのあるべき形を検証した結果、ダイヤルキーのみを搭載することに決めた」。

3GとW-OAM TypeGに対応したことで、速度面の弱点を解消できたとはいえ、3G通信に対応しただけでは、他キャリアに並んだに過ぎない。そこで須永氏は、他社との差別化ポイントに「料金」を挙げた。詳細は「検討中」だが、「内蔵ブラウザの利用はもちろん、PCと接続した際の料金も含めて、リーズナブルなプランを提供したい。料金の安さはビジネス用途で使う際にも有利に働く」と自信を見せる。

W-SIMGSMモジュールと海外向けSIMカードを用いて海外で通信できる仕様については、「予想以上に大きな反響をいただいている」ようだ。「海外にはいろいろな料金サービスがあるので、気軽に選んでもらえるような仕掛けを用意した。ただ、もう少しハードルを下げて、エントリーユーザーの方に(海外の)SIMカードを案内する施策も必要だと考えている」(須永氏)

ウィルコムブースでは、11月11日に発表されたスマートフォンHYBRID W-ZERO3」がケース内で展示された。来場者の関心も高いようで、熱心に質問する姿も見られた。