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「HYBRID W-ZERO3」開発者インタビュー

なぜこれほどまで大きな変化を遂げたスマートフォンが誕生したのか。その企画・開発の経緯について、ウィルコムのデータ通信企画室室長である須永康弘氏に話を聞いた。

前機種の「WILLCOM 03」では、女性層を取り込むべくコンパクト化を追求しました。結果として女性層を取り込むことには成功したのですが、スマートフォンのコアターゲットである20?40代の男性層が離れてしまいました。そこでもう一度原点に立ち返るべく、最も販売数が多かった「Advanced W-ZERO3[es]」のコンセプトをベースに、企画を進めたのが「HYBRID W-ZERO3」になります。

アンケートなどで調査をしても、「スマートフォンにはフルキーボードが必要」と答えるユーザーが圧倒的に多いのは事実です。ですが、スマートフォンのマーケットを拡大すべく、新しい市場に期待をかけたいと考え、今回はあえて、日本人に馴染んでいるダイヤルキー1本に絞り込むというチャレンジをしてみたのです。

――他社のスマートフォンと比べ、CPUの性能に不安を感じる声もありますが、速度面はいかがでしょう?
須永氏:(取材時点では)開発中であり、まだ満足のいく状態にはなっていません。ですが、Windows Mobile 6.5になってもソフト面で動作速度が大きく変わったわけではないので、最終的には以前のモデルよりもやや速くなる程度と考えています。

――かなり充実した機能を備えていると思いますが、気になるのは価格です。まだ正式発表はされていませんが、どれくらいになりそうですか?
須永氏:従来機種はかなり安く設定していたので、機能が増えた分、それらよりは高くなります。3Gを採用したほかのスマートフォンに近い価格になるのではないかと思われます。ですが、ウィルコムアイデンティティは“安い”ということもあるので、料金プランも含めできる限り安価な方向にもっていきたいと考えています。