XPERIAのテスト端末をお借りしています。XPERIAで、個人的にとても期待していたのが、Exchange機能です。XPERIAに搭載されているAndroid OSは、バージョン2.0からExchange対応をする模様ですが、それ以前では、標準ではExchangeに対応しません。Xperiaに搭載されているOSは、バージョン1.6ではありますが、Exchange対応が公式にアナウンスされていました。Exchangeが使えるだけで、スマートフォンの活用の幅が大きく広がります。早速、Xperiaで、Exchange機能を試してみました。
今回、試したExchangeサービスは、法人向けにExchangeホスティングサービスを行っているTOSYSの「Livestyle」です。「Livestyle」のよい点は、1クライアントでも申し込みができる点です。
「Livestyle」
Xperiaには「Moxier」というExchangeアプリケーションが内蔵されています。「Moxier同期」「Moxierカレンダー」「Moxierメール」「Moxierのタスク」「Moxier連絡先」の5つです。
設定は、「Moxier同期」を利用します。「Moxier同期」にアカウント設定を行います。メールアドレス、ユーザーID、パスワード、サーバーを入力して、SSLにチェックを入れれば、設定は完了。
同期オプションで同期したい項目にチェックを入れます。メニュー→いますぐ同期、を選択すると、チェックを入れた項目の同期が開始されます。
プロファイルにて同期するスケジュールの設定を行います。
同期後の使用方法ですが、カレンダーに関しては、「Moxierカレンダー」を利用する必要があります。内蔵の「カレンダー」ではExchangeデータが参照できない模様です。「Moxierカレンダー」は、内蔵の「カレンダー」と使い勝手は同じなので使いやすいです。
「Moxier」の優れている点が、連絡先データが「Moxier連絡先」だけでなく、内蔵の「電話帳」でも参照できる点です。つまり、電話やメールですぐにデータが利用できる点です。HT-03AでExchangeアプリを利用しているときは、内蔵の「電話帳」とデータベースが別扱いなため、電話やメールと連携が悪く、苦労しました。この点は、Xperiaの「Moxier」は、非常によく考えられている印象です。
XperiaでExchangeが実用的に活用できため、XperiaとHYBRID W-ZERO3とiPhone 3Gの3台を交互に使っていても、データが同期されているため、便利に利用ができています。Exchangeは、OSを意識せずに、カレンダー、連絡先、メールが活用できるため、とても便利に利用できます。