米マイクロソフト(MS)のパソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」が来年4月9日にサポートを終了する。XPは使い勝手の良さから、日本国内企業の約4割、個人の約3割がいまだ利用を続けるバリバリの“現役”。OS切り替えによる、かつてない大規模な需要発生に日本マイクロソフト(MS)も社を挙げて奔走する。その一方、OSの切り替えは、スマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末の急激な普及、他社製のOSの登場などで“ウィンドウズ離れ”を引き起こすリスクもはらむ。コンピューター市場の覇権をめぐる「XP」狂騒曲が始まった。