3Mのセミナーに参加してきました。
仕事でプライベートで必須の文具と言えば、ポスト・イットノートです。3Mを代表する製品ですね。世界で4000種類、日本で500種類もあるそうです。一部が展示してありました。展示するのに、1時間かかったそうです。
ポスト・イットノートは、あまりに日常で使っているため、存在することが当たり前のように使っていますが、実は、くっついてはがす、という作業は凄い技術が詰まっています。糊が球状になっていると、接着面が少なくなるので、張っても剥がしやすくなっているそうです。
さらに、3Mならではの技術に基づいており、他社が追随できない使いやすさになっています。
文具王によるポスト・イットノートについてのセミナーもありました。ポスト・イットノートの魅力を再確認できました。
イベントは、ポスト・イットノートの開発の歴史から始まりました。
1968年アメリカにて開発。失敗作の接着材を活用。
3Mの会社の方針として、「15%カルチャー」があり、自分の仕事以外のことに15%費やせるため、この方針を利用して、奇妙な粘着材をもって、社内で相談を続けた。
ポスト・イットノートへの粘着材を使うアイデアの最初は、1974年に讃美歌のページをめくるときに、しおりが落ちる、現象を見て、粘着材の活用として、糊つきしおりを開発。さらに、メモにも活用することで、ポスト・イットノートの製品ができた。
ただ、製品化を行ったところ、通常のメモ用紙と比べて、価格が10倍になってしまう。そこで、社内の秘書に配って、社内で活用。その結果より、マーケティング部が納得して、1977年4都市で発売するが、売れない。さらに、500社の秘書にサンプリングを行い、このマーケティングが成功して、1980年に全米発売が実現した。
日本は1981年に発売。どこにでも貼れるメモ、円滑にビジネスと宣伝。60万個サンプリング。日本では、付箋サイズ、という独自のポスト・イットノートを開発し、大ヒット。付箋サイズは日本独自。
続いて、ポスト・イットノートの粘着の仕組みの解説。
糊が球状になっており、くっつきすぎない。はがすときに球状に戻る。
ポスト・イットノートの種類についての説明がありました。
世界150か国で4000種。日本は500種。
PCに貼る強粘着タイプもある。2004年発売。
いろいろなシーンで活用できる。
ホワイトボードサイズのポスト・イットノートもある。
辞書引き付箋。
モザイクアート。
映画でも使われている。セックスアンドザシティなど。
特別ゲストの文具王のセミナーがありました。
文具王は他社製品と比較実験を行い、書き味、糊残り、はがれやすい、様々な実験の結果、ポスト・イットが一番優れていた。
46のテクノロジープラットフォーム。
3Mの粘着・接着は広い分野で使われている。飛行機や壁など。
技術を突き詰めると、構造用接合テープ。金属をボルトや溶接でとめるのではなく、テープでとめる。外壁、フローリングなど。東京メトロのトイレの看板。
スマートロックでも使われている。ドア素材に貼る。
構造用接合テープの強度実験もありました。椅子をテープで壁に貼って、浮かした状態で3人が乗りましたが、びくともしませんでした。凄い接着力です。
新製品の紹介もありました。「スコッチ秒速封かんのり」です。封筒の封を素早くとめることのできる優れものの商品です。仕事で封をする機会が多い方は活用したいですね。
毎回、3M商品の優れた技術を解説してくれる3Mセミナーは、今年は今回が最後だそうです。スタッフの方やいしたにさんの演出は、楽しく勉強になります。日常的に使っている製品についての技術を学ぶ機会を作っていただいて、感謝です。
今回紹介した商品のリンクはこちらです。
ポスト・イット(R)強粘着モバイルメモ
http://r11.smp.ne.jp/u/No/329640/Iit_8jgdGf4D_161/3msem_0909_link1.html
3M(TM)VHB(TM)アクリルフォーム 構造用接合テープ 接合維新
http://r11.smp.ne.jp/u/No/329640/I76E9AgdGf4D_161/3msem_0909_link2.html
スコッチ(R)秒速封かんのり
http://r11.smp.ne.jp/u/No/329640/gHuAh3gdGf4D_161/3msem_0909_link3.html
さらに、プレゼントがあります。
第7回のセミナー参加された方のブログをお読みになった方を対象に、抽選で5名の方に3M製品をプレゼント!締切は9月30日23:59まで。ぜひ応募ください。
http://r11.smp.ne.jp/u/No/329640/9kOrbagdGf4D_161/3msem_0909_link4.html