レビューズの案件です。
5月21日に新発売のソニーの4Kテレビ「ブラビア X9350D」を、「ソニーショールーム パーソナルコンシェルジュルーム」にて体験してきました。
X9350Dは、4K映像とハイレゾ対応磁性流体スピーカーを搭載した高画質&高音質4Kモデルです。ディスプレイサイズは、65V型と55V型の2タイプあります。4Kブラビアの高画質に加えて、特徴として、Android TV機能の搭載があります。Android TV機能を搭載することで、従来のテレビ機能に加えて、ネット動画コンテンツが簡単に楽しめるようになっています。また、音声検索機能や、スマートフォン・タブレットからの画面キャスト機能、ゲームアプリも利用ができます。
ブラビア X9350D
http://www.sony.jp/bravia/products/KJ-X9350D/
ブラビア X9350D
普段、みなさんは、動画コンテンツをどうやって楽しんでいますか?私の場合、Hulu、dTV、Amazonビデオをスマートフォンやタブレットで楽しむのがメインになっています。月額定額で、映画やドラマといったコンテンツを自分が見たいときに楽しめる動画サービスは楽しいですね。テレビだけを利用していた時代よりも、映画やドラマを観るようになりました。
このネット動画コンテンツも、ネット環境の高速化に伴い、4Kコンテンツが続々と増えています。一部のモバイル端末にて、4K対応にはなっていますが、小さな画面で4Kコンテンツを見ても、そんなに差を感じないのが実態です。このリッチなネット動画を楽しむには、「ブラビア」はとても使いやすいと感じました。
まず、映像表現に関してです。スマートフォンで見ている同じ映画を「ブラビア」で視聴したところ、全く印象が違うことに驚きました。映像が詳細に映っており、まさに、「絵画が動く」レベルの動画となっていました。いやあ、4Kコンテンツは、贅沢なコンテンツですね。これだけのクオリティの作品を4Kテレビで視聴しないのは、勿体なく感じてしまいました。
テレビで、動画コンテンツを楽しむ場合、不安なのが操作感です。スマートフォンやタブレットのタッチ操作に慣れてしまうと、ネット動画コンテンツをテレビで操作するのが面倒になってしまいます。この点も「ブラビア」は、リモコンの音声検索、Cast機能、スマートフォンリモコンアプリなどで、簡単操作を実現しています。
まず、音声検索です。リモコンに内蔵されたマイクに話すだけで、例えば、YouTube動画を簡単に検索できます。以前のモデルはマイクがリモコンとは別だったのですが、今回のモデルからリモコンにマイクが内蔵されました。ネットの情報の音声検索もできますので、野球の試合の結果、映画作品、俳優、時刻、天気、雑学、など、簡単に検索できます。交通手段を検索した場合は、画面に表示ではなく、音声によるナビゲーションとなります。キーボードを利用せずに、簡単に検索できますので、お子さんや高齢者にお勧めの機能です。また、テレビでキーボード操作は手間がかかりますので、音声検索機能はとても便利です。検索は、アプリ間のコンテンツを横断検索も可能です。
ブラビアのリモコン
リモコンに内蔵されたマイク
「銀座の今日の天気」を検索した画面
「鎌倉」への経路を検索した画面。音声にてナビゲーション
リモコンの操作もしやすのですが、スマートフォンから操作も可能です。スマートフォンアプリ「Video & TV Side View」のリモコンアプリを利用します。(Android、iOS対応、無料)。こちらを使えばスマートフォンから簡単に操作ができます。さらに便利な機能として、アプリのプラグイン(有料500円)にて、出先で対応レコーダーに録画した動画が視聴できる「外からどこでも視聴」に対応しています。
スマートフォンアプリ
テレビとAndroid TV機能の機能を使い分けるには、どうしたら良いのか?と思っていましたが、使い分ける必要はありません。テレビを利用中に、いつでもAndroid TV機能を呼び出すことができます。Android TV機能を呼び出すには、リモコンの「ホーム」ボタンを押します。また、テレビを表示しているときに、ホーム画面をオーバーラップで表示します。この操作感は軽快で、Android TV機能と意識せずに、テレビの一機能のように呼び出しが可能です。
普段、スマートフォンを利用しているユーザーにお勧めの機能は、Cast機能です。音声検索はあるものの、テレビでコンテンツ検索が面倒だと感じてしまうスマートフォンユーザーは、ぜひスマートフォンを活用しましょう。スマートフォンのCast機能に対応しており、スマートフォンアプリで検索した動画にてCastアイコンを選択するだけで、「ブラビア」にて再生が始まります。「ブラビア」にて再生が始まれば、スマートフォンは通常の操作が可能になります。Cast機能は、Netflix、YouTubeなどに対応しています。
Cast機能で「ブラビア」でYouTube動画の再生が可能。4K動画を綺麗に再生
また、YouTubeで便利なのが、プレイリスト機能ですね。ブラビアの音声検索機能は、Youtubeのプレイリストまでを正確に検索してくれるので、BGVとしての、Youtubeコンテンツを探し出すのも簡単です。また、「視聴中ボタン」を利用することで、画面を消して再生が可能ですので、音楽再生にも便利です。「ブラビア X9350D」は、スピーカー内蔵でハイレゾ対応となっていますので、ワンランク上の音楽を楽しむことができます。
「消画」機能
コンテンツの楽しみ方は、ネットコンテンツだけではありません。USBメモリに保存した写真、音楽、動画も楽しむことができます。
個人的にお勧めの機能が、デジタルカメラで撮影したデータを「ブラビア」で楽しむこと。私は、フルサイズミラーレス「α7」を利用しており、普段は、パソコンの画面やプリントで楽しんでいますが、この「ブラビア」の4Kディスプレイで再生すると迫力があり、また違った楽しみ方ができます。約800万画素相当となり、オリジナルサイズで表示も可能です。スライドショー機能もありますので、大きなデジタルフォトフレームとしても活用できますね。
デジタルカメラで撮影した写真を等倍で表示
また、複数の人数で写真を楽しむお勧め機能として、「フォトシェアプラス」があります。この機能は、自分のスマートフォンの写真データを「ブラビア」に転送する機能ですが、10名まで同時に利用ができ、お気に入りボタンなども押せる機能があります。例えば、撮影会などで複数の人数が集まった際に、デジタルカメラで撮影したデータをスマートフォンにコピーしておけば、「ブラビア」で寸評会がすぐに可能です。
「フォトシェアプラス」
「ブラビア」のアクセスポイントをスマートフォンで設定した後に、ブラウザアプリでアクセス
写真や動画の保存場所として、ネットワークディスクを利用してるユーザーも増えています。「ブラビア」は、同じネットワーク内にあるネットワークディスク「nasne」の写真を再生可能です。
「nasne」にアクセス
「nasne」上の画像が表示されました
Android TV機能ということで、アプリの追加可能です。特にゲームアプリの追加は、お子さんが楽しめます。ゲームアプリが、Playstationのコントローラー「DUAL SHOCK 4」で遊ぶことができるのは、「ブラビア」ならではのメリットです。
ゲームアプリ
「DUAL SHOCK 4」
コントローラー選択画面
「ブラビア」を使う上で、リモコンで活用したいボタンがあります。「番組チェック」です。「番組チェック」を押すことで、テレビ視聴中に、下からメニューがポップアップして、他局の番組を選択が可能になります。さらに、USBやホームネットワークでつながっているレコーダーなどの録画番組、Netflixなどのネットコンテンツやアプリも表示させることができます。お好みのキーワードを登録しておけば、Youtubeなどから検索したコンテンツも表示されます。
リモコンの「番組チェック」ボタン
画面下部に「番組チェック」がポップアップ
また、ショールームに設置してある壁掛けタイプの薄型の「ブラビア X9300D」も一緒に体験しました。
「ブラビア X9300D」
http://www.sony.jp/bravia/products/KJ-X9300D/
「ブラビア X9300D」は「ブラビア X9350D」比較すると、スピーカー機能など一歩譲りますが、あまりの薄さに驚きました。持参していたXperia Z Ultaと厚さの比較をしてしまいました。薄さが実感できると思います。
「ブラビア」を体験して、内蔵のAndroid TV機能の便利さに感動しました。ネット動画専用端末をテレビにHDMI接続して利用する方法もありますが、リモコンが別になったり、放送番組や録画したテレビ番組とのシームレスな操作ができません。Android TV機能と一体となった「ブラビア」の操作感は別格なものがあります。特にスマートフォンユーザーであれば、「ブラビア」の便利さは実感できるはずです。
今回、「ソニーショールーム パーソナルコンシェルジュルーム」にて、「ブラビア」の体験をさせていただきました。
パーソナルコンシェルジュ
http://www.sony.jp/store/retail/ginza/personal_concierge/
「パーソナルコンシェルジュ」は、完全予約制の個室で、専任のアテンダントに相談できるサービスです。リビングや書斎をイメージした個室になっていますので、実際の利用シーンに合わせた相談が可能です。今回、「ブラビア」に関して、詳細な使用方法を教えていただきました。また、余談ですが、アテンダントの方が、スマートフォンユーザーの方で、昔からこちらのブログを見ていただいているようで、恐縮してしまいました。