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第1章 レンズ構成

対称形レンズ構成は収差をよく補正することができる優れた形式ですが、異なった形式の対称形レンズの一部を組み合わせるという手法で生まれたレンズ形式もあります。その一つ、ダブルガウスの前群とトポゴンの後群を組み合わせたものが「クセノター」で、両者の長所を兼ね備えることが出来た例です。ダブルガウスほど明るくできませんが、非点収差、像面湾曲や歪曲収差などを良好に補正できて、解像力の高いものが作られました。PENTAXでは、中望遠の「smc PENTAX M 1:2.8 100mm」、廉価版標準レンズの 「smc PENTAX? M 1:2 50?」がこのレンズ構成です。貼り合せレンズを使わなくてもよいので製造コストが低く出来たためでしょう。また、「Asahi Pentax」の輸出用にセットレンズとされていた「Takumar 1:2.2 f=55mm」もクセノターです。