『TRACES OF A DIARY ? 日記をたどる』は、森山大道、荒木経惟、中平卓馬、ヒロミックス、梶井松陰、吉行耕平といった6名の日本人写真家の日常を約1年半かけて追って制作された記録映像作品。撮影を通じて、日本人写真家達のイメージの制作プロセスやストーリーテリング、日記式表現の本質を追求し、ロシア・ソ連時代に作られたレンジファインダーカメラ「クラスノゴルスク3」でシナリオを設けずに偶発性を取り込みながら写真家達を記録、時には記録者自らが映像に映り込み、写真家らと会話を交わすさながら道中記のような記録映像作品となっている。