MVNO(格安SIM、格安スマホ)に対する認知度も大きく高まってきており、これまでのITリテラシーが高いユーザー層だけでなく、一般層にも認知が拡大している。また年代別でも、これまでの中心だった男性30?40代の割合が減り、代わりに男性20代、女性20?30代の割合が増加している。若年層に対してもMVNOが浸透してきたことがわかる。
また、ユーザーの内訳としては女性の比率が高まっており、音声通話付きSIMがデータ専用SIMを上回り、60%超に至ったことも明らかになった。これまでもゲームやLINEの認証などでデータ通信にSMSを付けるユーザーは一定数いたが、音声が主流になってきたというのは、MVNOをサブ回線ではなく、MNOキャリアに変わるメイン回線の選択肢として選ぶユーザーが増えてきたことが指摘できるだろう。大雑把に言えば、MVNO利用率・5.6%に65%をかけると、3.64%のユーザーがMNOキャリアからMVNO回線へと主回線を移行した、といってもいいだろう。