【ソニーフラッグシップモデル ブロガー限定先行体験会】のイベントに参加しました。
今回体験できるのが、ステレオヘッドホン『MDR-Z1R』、ウォークマン(R)WM1シリーズ『NW-WM1Z』『NW-WM1A』です。特に今回のWM1シリーズは、30万円という価格で話題になっているウォークマンのフラッグシップモデルです。
体験会では、このWM1シリーズに、ヘッドフォンのフラッグシップモデルMDR-Z1Rを付けて聴取体験ができました。体験の感想としては、本当に最高です。ヘッドフォンを付けて、音楽を再生した瞬間に、高級なオーディオルームに入ったかのような感覚です。空間の広がりと妥協のない高音質。昔、オーディオ機器に凝って、アンプやスピーカーを揃えていたころを思い出しました。いつもは音楽はヘッドフォンで聞くことが多いのですが、そんな昔を思い出すことがありません。このWM1シリーズとMDR-Z1Rは、あのころのオーディオ機器の感覚を再現する贅沢な機器です。それを考えると、今回の価格も納得できるものです。
WM1シリーズは重量感のある端末です。タッチパネルによる操作とサイドのボタンはウォークマンシリーズらしい使いやすい操作感でした。
イベントでは、開発担当の方から、まずヘッドフォン設計について説明がありました。
空気感の再現。周波数帯域を広く。可聴帯域以外も再現。ダイナミックレンジも広く再現。平面波を大事にヘッドフォンで再現。
70mmのHD大口径ドライバーユニット。耳のサイズより大きい。マグネシウムドーム振動版を30ミクロンに薄くして破れないように整形するのに10年以上の開発。ドライバーユニットに黄金比を導入。
レゾナンスフリーハウジング。面全体から抜けるように設計。空間の共鳴をなくす。音響レジスターはカナダ産針葉樹で作成。通気量を管理。
ニューヨークのスタジオでマスタリングエンジニアと音の調整。分解しながらテスト。
装着性。柔らかいメガネで使っている素材を使用。イヤーパッドは形状。正しい装着が音の再生に大事。
メイドインジャパン。プロ向けの工場の技術で作成。
続いてWM1シリーズの説明です。
ICを新しく設計。デジタルアンプのこだわり。アンプは6個入っている。電源部のコンデンサも開発。3年かかる。5極ヘッドフォンプラグを採用。UIを一新。メーター表示。
ノイズ水晶発振器。SN感がある。
音質抵抗を開発。
メルフ抵抗。
基盤レイアウトを最適化。音質のため最善化。
アルミシャーシ。純度をあげると音が良くなる。銅が一番良い。銅にメッキを実施。
アンプからヘッドフォン線。
最後に開発の方からのメッセージとしては、「フラッグシップヘッドフォンは10年おきにリリース。技術の集大成。価格を気にせず、音質を追及。」「WM1シリーズは振り切ってリニューアルしたモデル。メッキの違いで驚きの感動を伝えたく製品化。」価格を度外視して、音質に大きく振り切った今回の商品は、音楽ファンとしては憧れの機器です。良い音で聴きたい、というユーザーの要求に答えた今回のウォークマンとヘッドフォンに驚きを覚えたイベントでした。