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モバイルで触感によるリアルコミュニケーション

イマージョン社によるブロガーミーティング「ハプティクスによるコミュニケーション」に参加しました。

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「ハプティクス」とは馴染みない言葉ですが、実は、沢山のゲーム機やモバイル端末に実装されている技術です。例えば、プレイステーションXBOXのコントローラーでゲームに合わせて振動する技術が、「ハプティクス」です。この技術の紹介のイベントでした。

プレゼンテーションによるハプティクスの紹介がありました。

ハプティクス技術は、触れた感覚を与えるテクノロジー。モバイルのユーザー体験を豊かにする。
ギリシャ語で「触る」という意味。触ることでフィードバックを得られる。
世界中の携帯機器に採用されている。NEC富士通パナソニックで採用。
5億5000万台出荷されている。
イマージョンでは、ソフトウエアの部分を担当。
1つ目がタッチセンス。ハードウエアをコントロール。低消費電力。
2つ目がインテグレーター。OEMプラットフォームにて触感フィードバックを与えられる。
ハプティクスのSDKが用意されている。ゲームなどに搭載できる。ゲームの爆発などを感じることができる。
パートナー企業とエコシステムを構築し、ハードウェアとソリューションを組んでいる。
組み込み用ソフトウエア、OS統合ソフトウエアを提供。Androidゲーム、車載アプリケーションなどに搭載している。SEGAと協業、GALAXY S3に搭載など。
XBOXプレイステーションなどのコントローラーが震える技術は、イマージョン社の技術。
タブレットに搭載することで、リアルなゲーム感覚を作る。
車載のタッチインターフェイスにハプティクス技術が使われている。画面をタッチしたことで感覚によってフィードバックされる。レクサスでリモートタッチコントローラーにて採用。
モバイルユーザーが画面タッチで触感を感じることで、物理的なものがあるかのように錯覚する。メリットとしては、デジタルなものが自然なものになり、ユーザーに安心感が生まれる。つまり、ユーザーの潜在意識が変化する。
3つの重要な要素。
1.触感の確認
触ったことの確認。画面上のボタンやキーボードに触ることで、触ったことのフィードバックが返ってきて、安心感や正確さを得られる。
2.リアリズム
ボタンが本当のボタンのように感じることができる。
視覚、聴覚、触覚をすべてを組み合わせることで、現実に近いものになる。
3.Skeuomorphism
水があたかも画面上にあるような感覚。

英語によるプレゼンテーションで、技術用語が飛び交うため、非常に難解な説明ではありましたが、モバイルユーザーにとって馴染みのある「ハプティクス」としては、GALAXYのロック画面にて、水面のような効果を指でなぞってロック解除する場面です。ここにハプティクス技術が使われています。
日本のスマートフォンにも搭載されており、NECスマートフォンによるデモが行われました。「タッチトレール」というアプリケーションでは、離れた場所にいるユーザー同士が画面を指でなぞった画面を共有することができます。相手の書いた軌跡と自分の軌跡が交差すると、本体が振動します。

そのほか、スマートフォンを振るとマラカスのように音が出て、マラカスのように振動するデモがありました。まさに、マラカスを持っているのと同じ感覚です。ギターの弦を再現したアプリもあり、画面の弦を弾くと弦が振動して音が出る様子を再現していました。
今後、モバイル機器において、各スマートフォンが高性能で似た端末になりつつありますが、このハプティクスを導入することで、大きく差別化できる可能性を感じました。離れた場所にいる相手とのコミュニケーションとしては、音声、動画、テキストチャットなどありますが、ハプティクスにより触る感覚をリアルタイムで共有できるのは、新しいコミュニケーション方法として楽しく感じました。