Microsoft Public Affiliate Program (JP)(マイクロソフトアフィリエイトプログラム)

デフォルトで使うということ

携帯電脳日記
http://www.mobilenews.ne.jp/dialy/index.html

しかし,忘れてはいけないのは,ほとんどの人がソフトウェアなんか追加せずにそのまま使っているというだけだということだ。ベテランとかWebサイトとか blogとかをやっている人は勘違いしてしまうけれど,ソフトウェアを追加するということの敷居の高さを簡単に忘れてしまっている。

PDAをデフォルトで使うのはなかなか大変です。特にPDAのメインの機能とも言えるPIM(予定表、ToDo、アドレス帳)に関しては、私自身、デフォルトの内蔵しているアプリケーションで満足した機種は、今までVisorDeluxeやtreo90の「DataBook+」くらいです。ToDoに関しては、満足したことがなく、現在はTungstenCのNotePadで手書きToDoをやっています。アドレスはあきらめて携帯電話にしてしまいました。
PIMほど、人それぞれな使い方なアプリケーションはありません。世の中にいろいろなフォーマットの手帳が氾濫しているように、同じだけの種類のPIMソフトが必要になってしまいます。一日表示がメインの人、月表示がメインの人、予定表にToDoも書き込んでいる人、本当に使い方は様々です。
そんな自分の使い方に合ったPIMを探しきれない私は、テキストデータで予定表もアドレスも管理していました。テキストに2月28日(月)、3月1日(火)とか入れておいて、スケジュールが入ったら、その日の下の行に書き込んでいました。アドレスも、「あ」「い」とか作っておいて、それぞれ追加していました。このテキストPIMの良いところは、どんなマシンでも読めてしまう、ということです。PDAを乗り換えしても、テキスト読みにテクニックが必要なPalm以外は簡単に乗り換えができます。またテキスト検索ソフトもそれぞれのマシンでありますので、スケジュールやアドレスの検索も意外に簡単だったりします。
話がそれてしまいましたが、デフォルトでPIMアプリを使うのは大変です。PDAを使う理由としては、PIMとネットが大きな目的だと思いますので、そのPIMアプリが大変となるとPDAの存在価値にまで影響が出てしまいます。みんなが納得するPIMアプリは、ついにPDAメーカーは作ることができませんでした。いや、これから出てくるかもしれませんが、現状は作れていません。
となると、それでもPDAを使いたいユーザーにとっては、ソフトウエアの追加が必須になります。そして、携帯電脳日記の記事に戻りますと、ほとんどのユーザーがソフトの追加なしに使っています。そしてほとんどのユーザーがPDAは使いにくいと感じて離れてしまうのでしょうか。
私には幸いにも、師匠と呼べる存在の方がいました。最初はMacに関して指南してもらい、その後はHP200LX、そしてNewtonを導いてもらいました。その方とは、私がWindowsCEへ行き、その方はPalmへ行ったため、交流がなくなってしまいましたが、今でも非常に感謝しています。「ソフトウエアを追加して使う」、そんなカスタマイズを指南してくれる人が身の回りにいるだけで、ユーザーの環境は一変します。使い古された言葉ではありますが、「エバンジェリスト」の存在が、今こそ重要なのかもしれません。