ウィルコムの新スマートフォン「WILLCOM 03」が昨日発表になりました。日本のWindows Mobileスマートフォンのパイオニアとして頑張ってきたW-ZERO3シリーズの後継機種です。今回のWILLCOM 03は、非常にコンパクトで、見た目は普通の携帯です。シャープ得意のフルフラット、タッチパネル。携帯ユーザーから見ても、違和感のないサイズです。しかし、この普通のきょう体に凄い機能が詰まっています。それは、2005年12月に発売されたW-ZERO3からスマートフォンとしての進化を確実に遂げているのです。
W-ZERO3シリーズは毎年1シリーズずつリリースされ、今回で4代目となります。
2005年12月14日W-ZERO3
2006年7月26日W-ZERO3[es]
2007年7月19日Advanced/W-ZERO3[es]
2008年6月発売予定WILLCOM 03
毎年発売されるごとに、スペックアップ、小型化されていくW-ZERO3シリーズ。WILLCOM 03では、その集大成とも呼べるスペックで登場しました。既存ユーザーにとって嬉しいバージョンアップが沢山あります。
○アドエスの細長いきょう体を2モードイルミネーションキーという新しい発想でコンパクト化
○ついにBluetoothを搭載。無線LAN、赤外線も搭載。
○ワンセグ搭載
○Windows Mobile 6.1を初めて搭載
○フルフラット液晶で液晶面との段差がなし(液晶の端のタップしずらさを改善)
○「電話」「メール」「WEB」「トップメニュー」で独自アプリケーション搭載(WEBはOpera9.5、メールはPCメール設定がやりやすいUI)
まだまだ特徴は沢山あります。素晴らしいスマートフォン「WILLCOM 03」ですが、発表会のこの4世代並んだ写真を見て、さらに感慨が深まりました。
国内のみで販売するWindows Mobileスマートフォンとしては唯一のW-ZERO3シリーズ。ウィルコムとシャープにより確実に進化し続けてくれています。日本のPDA市場が壊滅してしまったときに、救世主として現れたW-ZERO3シリーズは4世代も進化をして、ユーザーに届けてくれました。毎世代ごとに確実にバージョンアップを重ねてくれています。モバイルユーザーとしては、感謝の念に耐えません。
スマートフォン市場はまだまだ発展途上です。市場を育てるには、まずユーザーが増えることが一番です。そのためには、端末が市場に出ないことにはどうしようもありません。市場が不確定な中、毎年、確実にリリースしれくれているW-ZERO3シリーズ。この国産PHS機能を内蔵したスマートフォンに頑張ってもらうことが、日本のスマートフォン市場を育てる上で、非常に大切です。
WILLCOM 03の発売で、1人でも多くのスマートフォンユーザーが増えてほしいと思います。そのためには頑張って、応援していきたいと思います。