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iPhone 5sレビュー・不運なのか幸運なのか?OSのバグでLTE通信ができないがAPN設定ができてしまうらしい

ドコモ版iPhone 5sを使い始めました。購入時に、モバイルデータ通信ができない不具合がありました。

APNをspmode.ne.jpに手動設定しても、3G通信しかできません。

通常は「4Gをオンにする」と出るはずが、「3Gをオンにする」という表示になっています。

この原因らしきものがわかってきましたので紹介します。
ベースバンドチップを制御するファームウェアのバージョン「Carrier 15.0」であることが原因のようです。バージョンを見ると、15.0になっていました。

ファームウェアのバージョンアップをすれば、APNの設定不要でLTEに接続するようです。もしくは、OSを7.0.1にバージョンアップすると、ファームウェアもバージョンアップするようです。
実は、こんな表示が出ました。

キャリア設定アップデートは、香港でSIMフリーiPhone 5を使っているときに経験しました。
「香港モバイル旅行2日目」
http://d.hatena.ne.jp/itokoichi/20121116/p6
香港で、最初にiPhone 5を使っていると、3G通信しかできませんでした。しばらく使っていると、キャリア設定アップデートが届き、適用すると、「LTEをオンにする」というボタンが表示されて、LTE通信ができるようになりました。

このとき思ったのが、その国で使っているSIMに合わせて、キャリア設定アップデートにより、APNなどの設定を送っているのでは、ということです。そのときと同じことが、今回のiPhone 5sにて発生しました。
実は、Safariのお気に入りに、ドコモのdメニューがあるはずなのですが、ありません。

つまり、現状の私のiPhone 5sは、ドコモ仕様というより、素に近いiPhone 5sなのかもしれません。そのため、MVNOのSIMを入れると、通常はAPN設定ができないはずなのに、APN設定が手動でできてしまいます。

多分、OSアップデートをすれば、モバイルデータ通信ができないことやLTE通信ができないことは解決するものと思われます。しかし、この状態もなかなかユニークで面白いと感じています。3G通信のみしかできませんが、ドコモのLTE網が不安定な現状では、3Gのみで使った方が安定して、バッテリーも持つような気がします。また、APN設定ができることは、格安の通信専用MVNOのSIMを利用する場合に便利です。IIJmioは構成プロファイルをインストールすることで、MVNOでも通信できるように対策を講じていますが、APN設定で変更できる方が簡単に操作できます。
購入して、いきなりのトラブルではありますが、これはこれでいろいろと遊べそうなので、OSのアップデートをせずに暫く使ってみようと思います。