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ドコモ版iPhone 5sレビュー・SIM動作まとめ


ドコモ版iPhone 5sに関して、ドコモのページに以下の表記があります。

2.iPhoneではspモード以外のLTEインターネット接続サービスはご利用になれません。
3.Xiパケ・ホーダイ for iPhoneをご契約の場合、iPhone以外の機種を利用してのパケット通信(国際ローミング中のパケット通信などを除く)はご利用になれません。また、パケット通信を利用した次のサービスについてもご利用になれません。

このため、SIM動作に関して、2点の懸念点がありました。
●2に関して
spモード以外利用できない、ということで、APNが固定となり、MVNOのSIMが使えないのではないか?
●3に関して
iPhone SIMは、iPhone以外の機種で使用できないということで、Androidスマートフォンでは使用できないのでないか?
この2点に関して、ドコモ版iPhone 5sにて動作確認をしたところ、以下のような動作でした。
●2に関して
APNは固定となり、手動で設定ができないため、MVNOのSIMを挿しても利用ができない。ただし、IIJmioは、構成プロファイルを配布して、これをインストールすることで、3G通信は可能。しかし、LTE通信はできずに、3Gのみ。
●3に関して
iPhoneのnanoSIMに、アダプターを付けて、Androidスマートフォンに挿したところ、動作しました。APNは、spmode.ne.jpにて同じようです。Androidで使用しても、Xiパケ・ホーダイ for iPhoneの定額プランが適用されるかどうか不明ですが、利用している方のレポートによると、定額内に入っているようです(オフィシャル情報ではありませんので、注意が必要ですが)。また、AndroidのSIMをnanoSIMに交換すれば、iPhoneにて利用が可能です。実際、私のSIMは、ELUGA Pにて使っていたnanoSIM(アダプターにて使用)を、機種変更して、SIM交換はされずに、そのまま使っています。
発売前に、ドコモ版iPhoneのSIMの取り扱いに悩んでいましたが、この状況では、AndroidのSIMと同じように扱って良いようです。MVNOのSIMに関しては、LTE通信を諦めて、構成プロファイルが作成できれば利用できそうです。SIMフリーiPhoneでは、MVNOサービスに関しては、iPhone 5LTE通信ができず、iPhone 4/4Sは元から3Gのみ、でした。そのときと、あまり状況は変わっていない、と考えて良さそうです。
悩ましい点としては、私のiPhone 5sが、iOS 7.0の状態のため、APN設定が手動でできてしまうことです。MVNOの3G通信に構成プロファイルのインストールの必要がなく、MVNOのSIMが使えてしまいます(ただし、LTE通信ができずに、3Gのみです)。SIMを差し替えて利用する場合に便利なため、iOS 7.0のままで使いたいところです。3Gのみの方が、バッテリの持ちも良さそうなので。ただし、iOSのバージョンアップで、今後機能追加がされてくると思いますので、いつまでiOS 7.0で我慢できるか、というのが、悩みの種です。
私の環境では、SIMフリーiPhone 5s/5cがFOMAプラスエリアに対応してくれれば、LTE通信は使いませんので、SIMフリーの方が良いような気がしてきました。FOMAプラスエリア対応のiPhone 5s/5cが出てこないかなあ。