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遊佐駅本店で本場の「遊佐カレー」の美味しさに感動!さらに涙の開発秘話に驚き!

ニッポンセレクト.comの企画に参加しました。
地域の特産品をオンラインで購入できる「ニッポンセレクト.com」のブロガーイベントに2月13日に参加しました。そのときの記事はこちらです。
美味しく食べて地方を応援!「ニッポンセレクト.com」イベント
http://d.hatena.ne.jp/itokoichi/20140213/p23
そのときに、試食した商品で非常に気になる商品がありました。「遊佐カレー」です。

パプリカの産地山形県遊佐町の遊佐カレーセット
http://www.nipponselect.com/fs/nipponselect/S00210003
何とも不思議なカレーで、甘口なのですが、今までの甘口カレーとは全く違う味です。説明によると、パプリカのカレーとのこと。カレーとパプリカ。この不思議な組み合わせが絶妙な味となっており、イベントのときに試食したカレーが、印象に残りました。
この「遊佐カレー」を現地で取材する機会をいただき、JR遊佐駅にある「遊佐カレー遊佐駅本店」にお伺いしました。
遊佐は、日本海沿いにあり、鳥海山(標高2,236mの活火山)を望む、自然豊かな町です。

町中には、湧水が出ており、飲料可能という、何とも贅沢ですね。

遊佐駅(ゆざえき)は、山形県飽海郡遊佐町遊佐字南田筋にある、JR東日本羽越本線の駅です。酒田駅から、電車で12分、車で20分程度の場所でした。

「遊佐カレー遊佐駅本店」は、何と駅の待合室にありました。昨年、2月8日オープン、営業時間11:00〜18:30となっています。

カウンター席は、10名程度座れるようになっていますが、訪問した日曜の昼どきは、大人気で満席でした。

注文した遊佐カレーは、いかソーセージをトッピングしたもの。

いあ〜、美味しいですね。甘口なのですが、甘口の中に辛みが残る何とも不思議な味です。普段、超辛口を食べている私ですが、この遊佐カレーは、もう一度食べたくなる記憶に残る味です。
この遊佐カレーの味の秘密を是非知りたい!ということで、株式会社フーデライト庄内の代表取締役佐藤幸夫さんにお話をお伺いしました。

遊佐カレーは、元々、遊佐町の「遊佐ブランド推進協議会」で、特産品を作ろう、という企画から上がってきたそうです。この企画の仕掛け人が、当時、遊佐町役場の企画課長の村井仁さんです。村井さんが、偶然、「遊佐カレー遊佐駅本店」にいらっしゃったので、一緒にお話をお伺いしました。

当初は、パエリアという案もあったそうですが、カレーというアイデアに落ち着いたそうです。遊佐町は、パプリカの生産者数が日本一。そのパプリカをベースとした甘口のカレールゥとして発売されたのが、「鳥海山の恵みをいただくカレールゥ」です。

鳥海山の恵みをいただくカレールゥ」は、2年前の2012年4月に発売されました。この発売に際しては、山形県庁で記者会見を行ったそうです。非常に大がかりですね。そして、記者発表時に、「目標販売個数は?」という話になり、アドリブで「1万食」と発言があり、高い目標すぎる、ということで、後でスタッフ間でもめたそうです。しかし、発売半年で1万食を販売する、という大成功になりました。しかも、この1万食は、ほとんど地元近辺の販売だったそうです。
そして、庄内の特産物を扱っていた株式会社フーデライト庄内の佐藤氏が、この「鳥海山の恵みをいただくカレールゥ」と出会います。東京土産に持っていった「鳥海山の恵みをいただくカレールゥ」を食べた仕事先のパートナーの小林氏より、「このカレールゥを使ったカレー店を出そう」と提案されます。庄内の特産品の販売をしていたものの、飲食業は経験のない佐藤氏でしたが、店を出すことを決断します。このときに、「遊佐カレー」というブランドで出すことを、遊佐町役場の村井氏に相談し、了承を得ます。これが、カレールゥが発売されて4か月後の2012年8月のことでした。
「遊佐カレー」のコンセプトとしては、
●「鳥海山の恵みをいただくカレールゥ」を使うこと
●後のせトッピング
無添加
の3点にこだわることにしました。特に、後のせトッピングに関しては、遊佐の特産品をカレーにトッピングしたい、という佐藤氏の思いから、このようなカレースタイルになったそうです。
出店の前に、遊佐町で「鳥海山カレーサミット」が行われることになりました。カレールゥが発売されて7か月後の2012年11月のことです。食堂に人が並んだことのない遊佐町にて、初めて行列ができるほどの評判でした。
鳥海山カレーサミット」の成功を受け、いよいよ「遊佐カレー」の出店準備です。出店場所は一度は決まったものの、その場所が頓挫。しかし、遊佐町役場の村井氏の紹介で、何とJR遊佐駅の待合室を改造して使えることになりました。出店が決まったのが、昨年の2013年2月1日。そして、開店が2月8日。何と1週間で開店をしたそうです。
遊佐の食材のトッピングのバリエーションが続々と増えて、メニューが増えていきました。さらに、東京の人気うどん店「武膳」のうどんを使ったカレーうどんもメニューも開店当初よりあります。

店舗の人気だけでなく、「遊佐カレー」のレトルトを販売。「鳥海山の恵みをいただくカレールゥ」と「遊佐カレー」は、オンラインでも人気の商品となりました。

そして、「鳥海山の恵みをいただくカレールゥ」を製造してい株式会社ゆざ食彩工房にお伺いして製造過程を取材させていただきました。代表取締役の広瀬順一さんにお話をお伺いしました。

広瀬さんは、「遊佐ブランド推進協議会」のメンバーだったそうですが、ひょんなきっかけから、「鳥海山の恵みをいただくカレールゥ」の販売元になってほしい、という依頼がきました。この依頼を受けた後、ルゥの試作を開始。実は、株式会社ゆざ食彩工房は、遊佐町で唯一、急速冷凍技術を持ち、遊佐の特産品であるパプリカなどの野菜を、ミクロカットでペースト状にして急速冷凍することで、風味を消さない方法を確立していました。無添加のカレールゥを作るには最適な環境だったのです。偶然、カレールゥの販売元となりましたが、広瀬さんが、「鳥海山の恵みをいただくカレールゥ」を担当したことは、運命だったのかもしれません。
実際に製造工程を拝見しました。ミクロカットには、特殊な刃を搭載した機械にて製造します。


カットした野菜は急速冷凍されます。急速冷凍により、野菜の美味しさをキープできます。

鳥柄スープとミクロカットされた野菜と、カレールゥの原料を、大きな鍋にて混合します。ここは手作業により、微妙な作業方法で、味が変わってしまうそうです。いろいろと試行錯誤しながら、味を決めているそうです。また、出来たルゥを急速冷凍することで、カレーを一日寝かせた旨味が出るそうです。


真剣に味見を繰り返す広瀬さんと佐藤さんです。

佐藤さんが「遊佐カレー遊佐駅本店」にて、実際にカレーを出しながら、味の提案を広瀬さんにする、という形で、ルゥは進化しているそうです。まさに、手作りですね。
遊佐のパプリカに関しては、生産者数日本一で、多くの約束事にて美味しさを維持しているそうです。生産者全員がエコファーマー認定となっており、自然へのケアも忘れていないそうです。遊佐で生産されているこだわりのパプリカなどの野菜をベースに、様々な特産品をトッピングして、「遊佐カレー」の美味しさができています。
また、遊佐カレーは、地元の方に愛されており、私設応援団として、遊佐カレーのパンフを作ってしまった方もいるそうです。熱いですね。


こぼれ話として、2年前に発売された「鳥海山の恵みをいただくカレールゥ」は、今年に入り、レトルトの「遊佐カレー」と一緒に、遊佐町の特産品認定を受けたそうです。2年おきに特産品の認定があり、その認定時に製品が間に合わなかったので、今年に改めて認定してもらったそうです。人気商品として、2年も販売された後に、認定されるのも面白いですね。


「遊佐カレー」は、ニッポンセレクト.comにて販売中ですが、関東地区でもイベントにて食べる機会があります。5月10日、11日に横須賀の三笠公園にて行われる「よこすかカレーフェスティバル2014」に出店するそうです。お近くの方は、是非お出かけください。
よこすかカレーフェスティバル2014
http://cocoyoko.net/event/curry-fes.html
「遊佐カレー」は、遊佐を愛する多くの人に支えられていることを知り、「遊佐カレー」を味がさらに深く感じるようになりました。食べるときに、佐藤さんや広瀬さんやスタッフのみなさんの笑顔が浮かんできます。
最後に、遊佐カレー体験をコーディネートしていただいた株式会社フーデライト庄内の代表取締役佐藤幸夫氏に感謝します。今後も、「遊佐カレー」に期待です。
パプリカの産地山形県遊佐町の遊佐カレーセット
http://www.nipponselect.com/fs/nipponselect/S00210003
ブロガーセレクト