KDDI/auから発売中の「Xperia Z2 Tablet/SOT21」（以下、Xperia Z2 Tablet）を発売前に、試作品をお借りしましたので、写真で紹介します。なお、製品版と違う可能性がありますので、ご了承ください。
Xperia Z2 Tabletは、約10.1インチのディスプレイで、世界最薄、最軽量のAndroidタブレットです。厚さは約6.4mm、重さは約439g、IPX5/8の防水性能、1920×1200ドット（WUXGA）の高解像度液晶は、場所を選ばずに利用できるタブレットとなっています。
前機種のXperia Z Tabletの薄さと軽量さには驚きましたが、前機種より、約0.5mm薄く、約56グラムの軽量化を実現しています。約10.1インチタブレットとして、この薄さと重さは、スマートフォンを持っているより、軽く感じるほどで、長時間の利用でも負担になりません。まさに、持ち歩くことを前提にしたタブレットなっています。
デザインも、軽量ではあるものの、高級感をキープしたものとなっており、また、持ち歩きを意識して、角のデザインをラウンド化しています。
カメラはリアが約810万画素、フロントが約220万画素。スピーカーは、ステレオとなっており、映像コンテンツの活用に向いています。内蔵バッテリーは、本体が軽量ながらも、6000mAhを確保しているため、長時間の利用が可能です。
フルセグアンテナを内蔵しており、ケーブルなしでもフルセグを視聴できます。フルセグの録画にも対応しています。また、「TVアンテナ入力用microUSB変換ケーブル」（別売り）で、自宅では有線アンテナ経由でフルセグを視聴することもできます。また、ソニーのレコーダーと連携して、外出先から自宅のHDDレコーダーで録画 した映像を再生できる「DLF（Digital Location Free）」にも対応しています。
通信に関しては、4G LTE キャリアアグリゲーションに対応しており、受信最大75Mbpsエリアの2つの電波を束ね、受信最大150Mbpsの高速通信をします。
約10.1インチのディスプレイは、広視野角液晶となっており、外出先で動画閲覧には、便利に活用できます。さらに、ノイズキャンセルに対応しているため、長時間の電車や飛行機移動などで、複数の動画コンテンツを閲覧する時は、便利に活用できます。
ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社の担当者の方のお話ですと、薄さと強度で妥協していないそうで、さらに、この薄さで本体を平らにするのが大変な技術が必要だそうです。auのファブレットXperia Z Ultra以上に強度の開発が大変とお聞きしました。
実際に、Xperia Z2 Tabletを数日利用したところ、従来の10インチタブレットの常識を破る端末であることを感じました。従来の10インチタブレットは、大きさや厚さや重さから、他の荷物の量によっては、持ち歩くのを控えてしまうことがありましたが、Xperia Z2 Tabletは、荷物として負担にならないため、常に鞄の中に入れています。
Xperia Z2 Tabletは、通常のネットやソーシャルネットワークの活用で使いやすく利用ができますが、それ以上に便利なのが、コンテンツの活用です。電子書籍に関しては、雑誌や漫画など、レイアウトの決まっている書籍では、7インチや8インチでは文字が小さく感じるシーンがありましたが、10インチは、画面をピンチアウトする必要なく、そのまま読めるため、使いやすく感じます。
また、高詳細ディスプレイは、写真の閲覧に向いており、デジタル一眼で撮影したデータを管理する用途に向いていました。
そして、タブレットは、横画面スタイルで、両手持ちの操作が基本でしたが、Xperia Z2 Tabletは、軽量で薄型のため、縦画面で片手で持つシーンが多くなっています。つまり、タブレットというより、大きなスマートフォン的な利用方法になっています。
防水機能の安心感も大きく、雨が降っているようなシーンでもGoogleマップを活用したり、台所で料理をしているときに音楽再生をしたり、入力中の動画再生に利用しています。
つまり、どうしても片手で使わないといけないシーン、例えば、満員電車内で、吊革に掴まっているようなシーンや、電話を使うシーン以外は、スマートフォンの代わりに、Xperia Z2 Tabletを使うようになってしまいました。
大画面、軽量、薄い、という3つの要素を持ったXperia Z2 Tabletは、まさに、モバイルシーンに最適と思われます。また、Bluetoothキーボードを利用することで、長文の入力もできますので、ノートパソコンの代わりとしても活用ができます。
約10.1インチというサイズでありながら、実はモバイルシーンに最適な端末となっているXperia Z2 Tabletは、ソニーらしい技術の結晶であると感じることができました。お勧めのタブレットです。
