ハミングヘッズ株式会社の案件です。
『100%国内開発!新発想の標的型攻撃対策・アンチウイルスソフト「ディフェンスプラットフォーム(DeP)」ブロガーミーティング Vol.2』に参加してきました。
図1「ディフェンスプラットフォーム(DeP)」ブロガーミーティング
アンチウィルスソフトは、いろいろな種類があります。安全にパソコンを使うためには、必須のソフトです。しかし、一方、アンチウィルスソフトを使うことで、パソコンの動作が重くなったり、動作が不安定になる場合があります。また、ライセンスの更新や、アップデートの処理に時間がかかってしまう場合もあります。パソコンユーザーとしては、必須のソフトでありながら、パソコンに負担のかかるイメージがあります。
今回のイベントで紹介された「ディフェンスプラットフォーム」は、今までのアンチウィルスソフトとは、全く違ったイメージのものです。私自身も、日常使うパソコンにインストールして使っていますが、動作が重くなったり、不安定になることは皆無です。非常に軽快に使用ができます。つまり、「安全」だけでなく、「安心」も入手することができるアンチウィルスソフト、それが、ディフェンスプラットフォーム(http://www.hummingheads.co.jp/pd/dep/)です。
イベントでは、まずハミングヘッズ株式会社の説明がありました。
ハミングヘッズは、創業15年の技術ベンチャーで、スタッフが約100名いるそうですが、半分は開発要員とのこと。一部市場では有名な会社で900社と取引しているそうです。特に、電力業界が多いそうで、電力業界はセキュリティレベルが高いことからも、ハミングヘッズの信頼感の高さが伺えます。調査会社によっては「情報漏えい対策」カテゴリーでシェアトップという調査もあるようです。WindowsAPIを監視して、不正動作させない技術という特許を日本と北米で持っているそうです(APIとは、Windows内部動作、プログラムが動くためのルール)。アンチウイルスとして機能する純国産セキュリティソフトウェアを開発しているメーカーは、ほとんどなく、特に、コンシューマー向けは、ハミングヘッズだけだそうです。アンチウィルスソフトは、海外メーカーのイメージがありますが、ハミングヘッズは、日本の会社です。この点でも、安心感があります。
そして、ディフェンスプラットフォームの紹介の前に、イベントに参加しているスタッフが着ているTシャツの説明がありました。ディフェンスプラットフォームのロゴマークが、海外では使用しずらいので、「忍」という文字をロゴとして使っているそうです。アメリカのコンシューマ向けイベントでは大人気のTシャツとのことです。
いよいよ、今日の本題であるディフェンスプラットフォームのコンシューマー向けバージョンであるホームエディションの説明がありました。
ディフェンスプラットフォームは、新発想で防御しています。これまでのアンチウィルスソフトは、外部からくるウィルスをパターンファイルでチェック。例えれば、Windowsビルに犯罪者を入れない形となります。
一方、ディフェンスプラットフォームは、Windowsの内部動作を監視。知らないアプリや不正な動作を寸止め。例えればWindowsビルの中で悪さをすると監視して止めるような形となります。
未許可アプリや不正挙動を止めて、動作させないホワイトリスト型の仕組みになっています。ホワイトリスト型の実装は、アンチウィルスソフトでは今までは実装してなかったそうです。今までのアンチウィルソフトのブラックリストには限界がああります。新しいウィルスがどんどん増えているからです。つまり、アンチウィルスソフトで検知できないウィルスが存在しています。
ホワイトリストのわかりやすい例として、携帯電話を例に説明がありました。電話で非通知の電話には出ない、または、連絡先に登録されていない電話には出ない、といったスタイルに近いのがホワイトリストです。
過去パターンしか見つけられないアンチウィルスソフトと違い、不正な動きはまず止めます。正しいアプリでも、ユーザーが認めないと、まず止めます。その後、その動作を続けるかどうか、ユーザーが選択します。
図7「ホワイトリストを作成」
また、ユーザーが意図しない危険をチェックできるようになっています。例えば、ユーザーが操作せずに、ソフトがバックグラウンドで、アップロードなどの動作をした場合に止める動作をします。
この止めた場合、続けるかどうかを、グラフでチェックすることができます。他のユーザーの統計をグラフで見ることができます。止める人が多い場合は、止めるという判断ができます。目安としてグラフを利用可能になっています。詳細確認も簡単にできます。グラフエリアをスクロールダウンすると、詳細を閲覧画面となります。
「止める」、「続ける」はボタンで選択します。この選択ではホワイトリストに登録はされません。「繰り返し止める」、「繰り返し続ける」を選択するとホワイトリストに登録される仕組みです。この作業を繰り返すことで、ホワイトリストに追加されてどんどん安全になっていきます。H4E、どこから何がどこで何をした、というコンセプトが、ディフェンスプラットフォームとなります。
また、パソコンを使っていて気になるのが、「今自分のPCは安全か?」ということです。ディフェンスプラットフォームには、PCの状況を簡単に把握する、システムパネルの概要表示という機能が追加されています。各ゲージを個別に表示されて、一目で案税制を確認できます。また、詳細情報も一覧表示されるため、この画面をパソコンのサポートに渡すことで判断材料となります。
ディフェンスプラットフォームに関しての3つの特徴です。どの特徴も、従来のアンチウィルスソフトに比べて、優れている点です。
特徴1.スキャンなし、安定した性能、メモリ消費が少なく、ベンチマークが速い。ゲーム、DTM、クラウド向き。
特徴2.セキュリティ会社にてテスト済。XPでもリモート攻撃に耐える。WindowsUpdateを自動更新しなくても、手動更新でも運用可能。
特徴3。ライセンス登録に個人情報不要。ライセンスは実使用時間計算。60日間お試し可能。
ディフェンスプラットフォームホームエディションは一年間のライセンスが2000円となっています。60日間の試用期間があります。販売は、ECカレント、アクトツー、ヨドバシカメラ(12月販売予定)。
そして、イベントでは嬉しい発表がありました。これから実装する新機能の紹介です。
新しいソフトをインストールした場合、ソフトインストール直前まで戻る機能を搭載予定だそうです。パソコンに新しいソフトをインストールした場合、パソコンが不安定になることがあります。また、オンラインソフトの場合は、おまけの他のソフトがインストールされていまう場合があります。不用意にインストールされたソフトで、レジストリが書き換えられてしまい、元の状態に戻すのが大変なことになる経験があります。この新機能が実装されれば、ソフトインストール直前に戻せますので、ソフトをいろいろ試したい場合に、嬉しい機能です。実装時期は未定だそうです。首を長くして待ちたいですね。
そして、ディフェンスプラットフォームの書籍が発売されるそうです。来年3月にマイナビから発売になります。いろいろな機能を実装しているディフェンスプラットフォームなので、全ての機能を使いこなすために、書籍は是非読みたいです。
イベント中に、ディフェンスプラットフォームを自分のパソコンにインストールして、試用する時間をいただきました。今回は、Windows 8タブレット、レノボのMiix 2 8を持参してインストールしてみました。イベントでは、USBドライブをお借りして、インストールを実行しました。
図17「Miix 2 8」
インストールは短時間で終わりました。途中で、他のメーカーのアンチウィルスソフトの動作を止めるように、という指示が出ましたが、使っていたのが、マイクロソフトのWindows Defenderだったので、止めずにそのままインストールを実行しました。
インストール後は、再起動しました。再起動後、早速、ディフェンスプラットフォームが不正な動作を検知しました。ハミングヘッズのスタッフの方に聞いたところ、「止める」、「続ける」を迷った際には、「止める」を選択しておけば良いそうです。
Miix 2 8は、Windowsタブレットの中で、小型で軽量なことが売りの機種だけあって、あまり高機能ではありません。普段も、あまりソフトを入れないようにして、シンプルに使っています。その端末に、ディフェンスプラットフォームをインストールしましたが、動作が重くなるようなことはありませんでした。動作に負担をかけたくないタブレットのような機種に、ディフェンスプラットフォームはお勧めですね。
イベントの最後にブロガーから事前に受けた質問のQ&Aがありました。
Q。重くならないの?
A.データでなく命令のみを見るので軽量でメモリも使わない。最大でも1.2倍程度。Q.ネットない時は大丈夫?
A.ウィルスパターン更新がそもそもないので大丈夫。グラフ表示機能のみ制限。
Q.パソコン内情漏洩しない?
A.アラーとは統計のため収集。独自端末識別コードを付与。それ以外は一切送信しない。
Q.他社とどう違うの?
A.ウィルス対応の発想そのもの。悪者を見つけるのではなく、やってはいけない動作を止める。
Q.他社競合製品とどう違うの?
A.監視ポイントが細かいことで、他社より高精度制御対応可能。ログから簡単にリスト作成。
Q.どれくらい感知される?
A.使っている環境で異なるがプリインストールソフトが多い端末は多めになる傾向。
このQ&Aからも、ディフェンスプラットフォームが、使いやすいアンチウィルスソフトであることがわかりました。
パソコンやタブレットは、仕事で趣味で毎日活用する機器になっています。インターネットに常時接続する環境で使い続けるには、安全であることは大事ですが、安心して使えることも大事です。アンチウィルスソフトに悩んでいるユーザーや、まだ導入していないユーザーに、ディフェンスプラットフォームを試してもらいたい、と感じたイベントでした。