ITmedia 確かに、これまでのSony Ericsson端末は、WalkmanやCyber-shotなど家電ブランドのイメージが強い印象がありました。方針を変えた理由を教えてください。
伊藤氏 iPhoneとAndroidの存在が大きいですね。iPhoneがケータイの使い方を変えましたし、Androidがオープンな手法を採り始めたことで、企画と開発の方法、リソースの使い方が変わりました。
日本ではキャリアの要求に従って端末の機能やサイズ、価格帯を決めていますが、海外ではすべてSony Ericssonに主導権があります。
伊藤氏 私はX10 miniとX10 mini proはスマートフォンではないと考えています。miniやproをスマートフォンと思って買う人はいないでしょう。企画している側にもその意識はありませんし、スマートフォンとほかの端末の垣根はなくなっていると思います。
ITmedia 多くの日本ユーザーが気にしている点だと思いますが、Xperia X10のほかにも、グローバル端末を日本へ投入する予定はあるのでしょうか。特にX10 miniとX10 mini proは、発表直後から日本でも大きな注目を集めています。
伊藤氏 日本の通信事業者さん向けにカスタマイズすることは技術的には可能ですし、基本的にすべてのお客さんに提供できるよう開発しています。あとは通信事業者さんの意向次第ですね。