3月はW-ZERO3応援月間ということで、発売前に書いていた応援コラムを再開します。W-ZERO3の購入で迷っている方向けに、W-ZERO3の良いところなどを書いていきたいと思います。すでにW-ZERO3オーナーの方には役に立たない内容になるかと思いますので、読み飛ばしてください。
今日は改めて、なぜW-ZERO3を応援しているのか、を書かせていただきます。
私はずっとPDAユーザーです。PDAは、1995年頃からHP200LXを使い始めたのをきっかけに、Newton、WindowsCEの1号機のカシオペアA51、HP620LX、jornada680、jornada720、sigmarion3、PalmOSはVisorDeluxeからCLIE T400、treo90、CLIE TG50、PocketPC(Windows Mobile)はiPAQ3630、GENIO e550、iPAQ h2210、BenQ P50と使ってきました。
PDAは本当に便利です。PIM、ネット端末、マルチメディア端末として使っていますが、それ以上に私の場合は、アイデアメモとしての役割が大きいです。思いついたことを手書きでかきなぐり、それをキーボードで組み立てていく。PDAには私のアイデアメモが沢山入っています。手書きで入力できて、さらに、キーボードで入力もできる、アイデアメモマシンとしては最高のパートナーです。
このPDAですが、現在は、一時の盛り上がりが残念ながらありません。電気店でもPDA売り場がどんどん無くなってしまっています。電子辞書や携帯に追いやられてしまいました。各メーカーも企業向けや海外市場向けのみで、日本のユーザーが普通に使えるPDAが非常に少なくなっています。
日本市場のPDAが縮小する中、海外では「スマートフォン」という分野が生まれました。PDA機能を搭載する携帯電話です。日本的携帯電話は、携帯電話の機能が高機能になってきていますが、海外の「スマートフォン」ではPDAに携帯機能を載せてしまっている機種が続々登場しています。日本のPDAユーザーは、この海外の「スマートフォン」を何とか日本語化して使っていくしか、生き残る道がなくなりつつありました。
そのときにW-ZERO3の登場です。キーボードが搭載されたスマートフォンが日本市場に登場した!信じられませんでした。日本のキャリア戦略から大きく外れている、PDA機能を搭載してキーボードを内蔵しているスマートフォンが登場することは、半ば諦めていたからです。しかも、ウィルコムは、通話定額、通信定額を、ちゃんとW-ZERO3の料金プランに載せてきました。携帯電話市場で、他の携帯と対等に戦えるだけの条件をW-ZERO3に用意したのです。
私はW-ZERO3を応援することにしました。このW-ZERO3は、PDAユーザーにとって最後の大きなチャンスだと感じたからです。これが成功すれば、日本のスマートフォンの道が開く可能性がある、そう信じて応援しています。W-ZERO3のようなスマートフォンが、店頭に沢山並ぶ日を夢見ながら、W-ZERO3を応援していきたいと思います。